月下美人を待つ庭で 猫丸先輩の妄言 創元推理文庫

倉知淳

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488421267
ISBN 10 : 4488421261
フォーマット
出版社
発行年月
2023年03月
日本
追加情報
:
353p;15

内容詳細

電光看板に貼り付けられた不規則な文字列のメモ、夜の庭にかわるがわる現れる悪気なさそうな闖入者たち―猫丸という風変わりな名前の“先輩”は日頃ふらふらしているのに、なにやら事件を見つけては猫のごとき目聡さで首をつっこむ。そして、どうにも理屈の通らない謎も、先輩が得意の饒舌をふるううちにあっという間に解き明かされていくから不思議だ。全五編を収める連作集。

【著者紹介】
倉知淳 : 1962年静岡県生まれ。日本大学芸術学部演劇学科卒業。93年、『競作 五十円玉二十枚の謎』への投稿を経て翌94年、『日曜の夜は出たくない』で本格的な作家デビューを飾る。以後、ユーモラスで親しみやすい作風ながら、ミステリとしての完成度にも妥協しない、高いクオリティの作品群を書き続けている。2001年、『壺中の天国』で第1回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ち〜 さん

    日常の謎5編。『なぜ?どうして?』を通りすがりの猫丸先輩がサクッと解決。「うん、確かに言われてみると…」と思わせるヒントがアチコチにある。なのに、読み終わってみると「…でも、ホントにそうなのかな?」が心の片隅に残っていたのがまた良い。だって猫丸先輩の“妄言”だもんねぇ。

  • 二分五厘 さん

    短編集のタイトルが『推測』『空論』ときて『妄言』って…どんどんヒドくなってる(笑)どうしょうもない電子機械オンチ(「こんぴゅうたあの電子頭脳の類いはとんと」)で好奇心は人一倍旺盛、無駄に手際の良いアルバイター、童顔で小柄な三十男、猫丸。彼を先輩と呼ぶ男連中は大抵ヒドい目に遭うような。ちょっとした謎のネタに首を突っ込んでは、それをこねくり回しているうちに突拍子もない真相(めいたもの?)を探り当てる。状況から勝手に推論しているだけで、なんの証拠も無いのに、真実味があるからややこしい(笑)久々に堪能しました。

  • hnzwd さん

    日常の謎に特化していく猫丸先輩シリーズ。見た瞬間に真相に辿り着く切れ味は健在。冗談のような決着にしちゃうのもこのシリーズなら許せるかな。恐怖の一枚、が良かった。そろそろ長編の非日常が読みたいなあ。

  • bayashi さん

    妄言とある通り、筋は通っててスッキリするけどなんか不安は残るミステリ短編5編。久しぶりな猫丸先輩を素直に楽しむべし。でも煙草出すなら吸ってて欲しい。

  • マッちゃま さん

    シリーズ第6弾の5作品からなる短編集。細かいことを気にしない人は本書から入っても大丈夫な作り。やっぱり猫丸先輩シリーズは面白い。一見どうでもいいようなことに見えるけど不可解な謎が提示され、そこにふらりと現れては謎を解き明かしていく去って行く猫丸先輩。いわゆる日常の謎ミステリ。不穏当な結末や逆にほんわかしたオチ、硬軟を取り混ぜた様々な読み味が楽しめました。主に短編での登場が多い猫丸先輩ですが「…の推測」「空論」と続いて今回は「妄言」ときたもんだ。さて次はどんなワードになるんでしょうね。寝言?戯言?つぶやき?

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倉知淳

1962年静岡県生まれ。日本大学藝術学部演劇学科卒業。94年『日曜の夜は出たくない』で本格的に作家デビュー。2001年『壺中の天国』で第1回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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