信濃毎日新聞取材班

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不妊治療と出生前診断 温かな手で 講談社文庫

信濃毎日新聞取材班

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062930253
ISBN 10 : 4062930250
フォーマット
出版社
発行年月
2015年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
285p;15

内容詳細

晩婚化に伴い、激増する不妊治療の実態と、これに並行して進化を続ける出生前診断の実情を取材。技術が進歩し選択肢が増えたことで、より悩みを深める夫婦や家族、医療者らの姿を描き、大きな反響を呼んだ。信濃毎日新聞に連載され、「新聞協会賞」を受賞した傑作ルポ、待望の書籍化!

目次 : 第1部 出産の重圧―他人の精子に望み託す/ 第2部 迫られる決断―海渡る血液 胎児を診断/ 第3部 戸惑う医療者―新技術導入立ち止まる/ 第4部 最先端の国から―世界中から集まる血液/ 第5部 障害と向き合う―産む選択と産まない選択/ 第6部 やわらかな家族―血のつながりなくても/ 第7部 決断のために―「知ること」が第一歩

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • はづき さん

    こんな良質なルポが、新聞連載されていたのかというおどろき、長野うらやましい。 SNSの発達で、障害を持つ子どもを育てる人たちの苦労や喜びが、日常的に見えるようになったんですが「不安だなー」って思いはやっぱりあって。 でも、夫婦それぞれに選択があるってわかると、ステレオタイプのイメージだけじゃなくていいんだと気持ちが楽になった。 障害を持つ人をどう支援するか、女性も男性も子育てしやすい環境をどう作るかって制度が、生殖技術の進歩に全然追いついていないからの問題も大きいとおもう。 

  • ゆき さん

    内容はとても濃かった。良本。不妊治療は出来るだけ早期に行くべきだ。35歳の妊娠率は18%で40歳だと5%と落る。染色体異常率が上がって、結局流産率が上がってしまう。治療しても宝くじに当たるようなものになっているという現状。みんなの苦しみや悲しみが詰まってる。

  • masa さん

    小さな本だけど内容はかなり濃い一冊。日本で激増している不妊治療の実態と出生前診断の現状についてのルポ。出生前診断の是非については単純に語れないが、医療技術の進歩はこれまで考えられなかったことを少しずつ可能にしている。出生前診断の結果を聞いて、出産の決断に迷う夫婦の深い悩みやダウン症の子供の育児に取り組む夫婦の現実。また、子供に恵まれなかった夫婦が選ぶ別の道。いろいろな夫婦の形と家族の形を問いかける考えさせられる一冊。技術的先進国である米国の動きも興味深い。

  • Ikuto Nagura さん

    我が子が産まれるまでの色んな一喜一憂を思い出す。結婚してから妻が身籠るまでの半年位でも、周囲から時候の挨拶代わりに「お子さんまだ?」なんて声を掛けられたのは、結構なプレッシャーだった。出産までの検診で、見えない胎児の成長やわずかな異変を知らされるのも、ハラハラの連続だった。生命の誕生は、未来への希望と、未知なるものへの畏怖が詰まった一世一代の大事件だった。まして不妊治療や高齢出産による障害なんていう要素が加味されれば、その重さに押し潰されそうだ。医療の進歩はその重圧を緩和するか、新たな重圧を生み出すのか。

  • 井ノ上満幸 さん

    表紙の写真で買ってしまったけど中身は結構ずっしりきました。地方新聞社の取材ですがとてもしっかり作られています。出生前診断って最近話題になっていますが実態はあまり知られていないのでは。そのせいか出生前診断で異常がわかると9割の人が中絶を選択していることに驚きました。不妊治療の果て子どもを授かり、出生前診断で異常がわかるケースもありやっと授かった子どもをどうするのかという選択もケースとして紹介されていました。子どもは望まない、障害を受け入れる、別の選択をするケース等色々紹介されておりぜひ読んでもらいたい。

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