体験から歴史へ 「昭和」の教訓を未来への指針に

保阪正康

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062178631
ISBN 10 : 406217863X
フォーマット
出版社
発行年月
2013年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
178p;19

内容詳細

本書は2009年6月に初めて開かれたフォーラムの熱気をお届けするものです。数百年単位の大きな時代の転換点にあって、日本と日本人はなにを手がかりとし、いかに進むべきなのか。

目次 : 記憶と記録、そして教訓へ(歴史の見かたはいくつかあるが…/ 記憶は父親であり記録は母親 ほか)/ 昭和史十の設問(それはアンケートからはじまった/ 「どっちが勝ったんですか?」 ほか)/ 「長い二十世紀」の終わりと日本の運命(アリギ、ブローデル、ウォーラーステイン/ 資本主義の中心は三度交代した ほか)/ ヒロシマ・ナガサキのもつ特別な意味(風化の放置/ 「一瞬にして」 ほか)/ トークセッション(私は広島で…/ 薩摩藩の借金 ほか)

【著者紹介】
保阪正康 : 1939年、札幌市生まれ。同志社大学文学部卒業。ノンフィクション作家。「昭和史を語り継ぐ会」主宰。昭和史の実証的研究を志し、延べ4000人もの関係者たちに取材してその肉声を記録してきた。個人誌『昭和史講座』を中心とする一連の研究で、第52回菊池寛賞を受賞

半藤一利 : 1930年、東京生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。『週刊文春』『文藝春秋』各編集長、専務取締役を歴任。作家。『ノモンハンの夏』(文藝春秋)で第7回山本七平賞、『昭和史』(平凡社)で第60回毎日出版文化賞特別賞を受賞

立花隆 : 1940年、長崎市生まれ。東京大学文学部仏文科卒業後、文藝春秋入社。退社後、東京大学文学部哲学科に入学。評論家・ジャーナリスト。東京大学院情報学環特任教授なども務める。第31回菊池寛賞、第1回司馬遼太郎賞などを受賞

田城明 : 1947年兵庫県生まれ。1972年中国新聞社に入社し、現在ヒロシマ平和メディアセンター長兼特別編集委員。平和・核問題について幅広い報道に取り組む。『核時代 昨日・今日・明日』(中国新聞社)で1995年度の「ボーン・上田記念国際記者賞」、『知られざるヒバクシャ―劣化ウラン弾の実態』(大学教育出版)で2000年度の「日本ジャーナリスト会議大賞(JCJ大賞)」、『21世紀核時代 負の遺産』で2002年度の「石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞」をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • マウンテンゴリラ さん

    先日亡くなられた半藤一利氏をはじめ、本書の執筆者はいずれも昭和を代表する論客であり著述家であると認識しているが、その思想の背景には太平洋戦争を筆頭に激動の昭和の歴史が刻まれていることは間違いないだろう。そのような先輩たちの言葉に我々はどれ程耳を傾けてきただろう。日本史を通しても最も激動の時代と言っても過言ではない昭和の時代を、学年末で時間切れのためとか、入試問題等で出題頻度が低いからとかいう、言い訳にもならない理由で見過ごしにしてきた我々世代は今、いったいどういう時代を生きているのか。→(2)

  • 雨のち晴れ さん

    我々を形作っている近現代史と呼ばれる部分の知識が圧倒的に不足していると感じた。確かに卑弥呼や戦国時代のことも大事だが、もっと戦時中、戦後の近現代史について学ばないと、今の日本に生きていながら、どんな過程で今が成り立っているのか知らないまま暮らしていることになる。教科書でもテストでも取り上げる範囲が狭いが、資料を燃やしてしまうように、隠していたい、隠蔽したい事実が多くあるのであろう。しかし、同じ過ちを繰り返さないためにも、歴史は常識レベルで知れ渡るべきである。

  • オヤジさま さん

    半藤さんの「昭和史10の設問」の第2問に答えながら、戦争のはかなさを抑えることができませんでした。これらの設問をベースに、もう一度、昭和史を考察してみたいと思います。

  • 星辺気楽 さん

    あの戦争は日本人にとって何だったのか?という問いかけを私達はいつも心の片隅に置いていなければならないと思う。未曾有を「みぞうゆう」と言い、踏襲を「ふしゅう」と言った元総理大臣が再び外相としてなんかかっこつけてる国の民としては。

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人物・団体紹介

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保阪正康

1939年北海道生まれ。ノンフィクション作家、評論家。個人誌「昭和史講座」の刊行など一連の昭和史研究により、2004年菊池寛賞受賞。2017年、『ナショナリズムの昭和』で和辻哲郎文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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