日本のTPP交渉参加の真実 その政策過程の解明 明治大学社会科学研究所叢書

作山巧

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784830948749
ISBN 10 : 4830948744
フォーマット
出版社
発行年月
2015年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
作山巧 ,  
追加情報
:
245p;22

内容詳細

国論を二分したTPP交渉への参加が実現した。しかし関心は交渉の進捗やその帰趨に移り、交渉参加に至った過程の検証は全く為されていない。交渉参加は農産品の関税維持に腐心してきた政府にとり大きな方針転換であった。何故に政策大転換が為されたのか。TPP参加協議にも従事した元農水省国際交渉官の著者が歴代7内閣の政策要因・背景を実証的に解明する。

目次 : 第1章 課題と接近方法/ 第2章 TPPの起源(1998年〜2006年)/ 第3章 日本のEPAへの着手と進展(1999年〜2006年)/ 第4章 第一次安倍政権(2006年9月〜2007年9月)/ 第5章 福田政権(2007年9月〜2008年9月)/ 第6章 麻生政権(2008年9月〜2009年9月)/ 第7章 鳩山政権(2009年9月〜2010年6月)/ 第8章 菅政権(2010年6月〜2011年9月)/ 第9章 野田政権(2011年9月〜2012年12月)/ 第10章 第二次安倍政権(2012年12月〜2013年7月)/ 第11章 結論

【著者紹介】
作山巧 : 明治大学農学部准教授。1965年岩手県生まれ。岩手大学農学部卒業、英国ロンドン大学優等修士(農業経済学)、同サセックス大学修士(開発経済学)、青山学院大学博士(国際経済学)。1988年に農林水産省に入省し、外務省経済協力開発機構日本政府代表部一等書記官(在パリ)、国際経済課課長補佐(WTO農業交渉担当)、国際連合食糧農業機関エコノミスト(在ローマ)、国際部国際交渉官(日スイスEPA交渉、APEC、TPP参加協議等を担当)、内閣官房国家戦略室企画官併任(TPP国別協議チーム)等を経て、2013年より現職。日本農業経済学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • coolflat さん

    TPPに関する3つの疑問、1つは菅首相が長年のタブーを破ってTPP参加表明を検討した理由。2つは野田首相が辞任に至るまで参加表明を成し得なかった理由。3つは安倍首相が農林族議員や支持母体の農協の意向に反して迅速に参加表明を行い得た理由。これら3つの疑問について説明している。理由としては、1つは鳩山政権における普天間問題の迷走や東アジア共同体に起因する米国との関係悪化や、尖閣問題における中国との対立がある。米国との関係改善と中国への牽制を成し遂げる一挙両得の手段としてTPP交渉への参加が急浮上した。

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