森のロマンス

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基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784867930045
ISBN 10 : 4867930040
フォーマット
出版社
発行年月
2023年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
539p;20

内容詳細

都パリを逐電したラ・モット夫妻は、荒野の一軒家で保護した美しき娘アドリーヌとともに、鬱蒼たる森の僧院に身を隠す。彼らを待ち受けるのは恐るべき悪謀―。今なお世界中で読み継がれる名著『ユドルフォ城の怪奇』に先駆けて執筆され、著者の出世作となったゴシック小説の傑作。刊行から二三二年を経て本邦初訳!

【著者紹介】
アン・ラドクリフ : 1764年7月9日、ウィリアム・ウォードとアン・オーツ・ウォードの一人娘としてロンドンに生まれる。陶芸家ジョサイア・ウェッジウッドのパートナーとして有名なトマス・ベントリーに預けられて少女期を過ごす。ゴシック建築やピクチャレスクへの関心、詩人ジェイムズ・トムソンへの傾倒は、この母方の義理の叔父からの影響と考えられる。1787年、急進的な傾向で知られる「ガゼティア」紙の記者として筆を揮っていたウィリアム・ラドクリフと結婚。1789年、第一作となる『アスリン城』を匿名で出版。翌1790年、第二作の『シチリアのロマンス』を同じく匿名で出版。1791年の第三作『森のロマンス』が好評を博す(本書の第二版から著者名が「アン・ラドクリフ」名義となる)。1794年、「ユドルフォ城の怪奇』を発表。この四巻本の長大な恐怖小説は、発売と同時に大評判となった。1796年、『イタリア人』を発表。前作に劣らぬ評価を得るが、本書が生前に発表された最後の小説となる。前年に罹患した胸部の感染症が悪化し、1823年2月7日に逝去。享年58

三馬志伸 : 1959年千葉県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。同大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学(文学修士)。英文学者、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    パリでの華美な生活で身を持ち崩したラ・モットは借金取りから逃げる際、山賊から美少女アドリーヌを託される。隠れ場として廃修道院に居を構えるラ・モット達だが、その修道院には貴人殺人の噂があった。そしてアドリーヌが騎士と邂逅した時から運命の輪は廻り始めた。幽霊は現れるが話の本筋には関わらない。・・・と思いきや、アドリーヌの複雑な生い立ちと相俟って伏線になっていたとは!ラストの悪役の扱いは今のざまぁ系に慣れた人は物足りないかな?個人的にうっかり八兵衛的だが善人な従者、ピーターが良い味を出していると思います。

  • 帽子を編みます さん

    アン・ラドクリフ、ゴシック小説では、必読の作家です。『ルドルフォ城の怪奇』は読み逃しましたが、この本は毎晩愉しく読みました。森の中の廃墟となった僧院、父に見離された美少女、パリを逃れて隠遁生活を送る一家。謎の小部屋、秘密の階段、ボロボロの文書。次々に謎が出て、美少女アドリーヌの境遇は絶体絶命のピンチに。逃亡に成功して落ち着いたのもつかの間、愛する人の死が迫ります。最後の部分での大逆転、息をもつかせぬ展開、驚きそして大団円。ハラハラドキドキの一冊でした。表紙絵がピラネージ、廃墟の僧院にぴったりです。

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