津波と原発 講談社文庫

佐野眞一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062777995
ISBN 10 : 4062777991
フォーマット
出版社
発行年月
2014年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
299p;15

内容詳細

被災者の肉声を縦軸に、現地の歴史的背景を横軸に紡ぎ、各メディアから高い評価を得た東日本大震災ルポルタージュの名著を文庫化。あの未曾有の大災害から一週間後に津波に襲われた被災地各所を、一ヵ月半後には福島第一原発周辺の立ち入り禁止区域内を緊急取材した筆者が見たものは―。

目次 : 第1部 日本人と大津波/ 第2部 原発街道を往く(福島原発の罪と罰/ 原発前夜―原子力の父・正力松太郎/ なぜ「フクシマ」に原発は建設されたか)

【著者紹介】
佐野眞一 : 1947年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。編集者・業界紙勤務を経てノンフィクション作家となる。’97年、民俗学者・宮本常市と渋沢敬三の交流を描いた『旅する巨人』(文藝春秋)で第28回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。2009年、『甘粕正彦 乱心の曠野』(新潮社)で第31回講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • James Hayashi さん

    震災直後に書かれたルポであるが、読んでもあまり感慨深くない。11年6月の刊行で他に先駆けてはいるのであろうが散漫な感じがする。孫正義の作品は良かったが、沖縄の作品と同じような感じを受ける。日本の原発の歴史、地理的背景などは参考になる。関連書を読むとき再読か。/ 福島第一のそばの牧場主は震災翌日に県警より「国はデータを隠している。もうここにいない方がいいですよ」と言われている。果たして国はどこまで知っていたのか?

  • masa さん

    題名に惹かれて古本屋で購入した著者初読み本。正直な感想を言えばノンフィクションの大御所とはいえ震災後3ヶ月での上梓に情報不足の感は否めない。しかしながら、日本における原発の強烈な先導者が総理大臣を目論んでいた元読売新聞社主の正力松太郎であったとは知らなかった。全国で発生する核廃棄物の行方をたらい回しにしている現在、住民の帰還が難しい福島県双葉町(福島原発近隣地域)への集積が現実味を帯びていることは同じ東北に住む私には重い現実として考えさせられる。16098

  • 八百 さん

    「俺の出番」と品薄状態の防護服に外国製の線量計をオーダーし被災地に乗り込む、そこまではいいとしてその取材と言えば現地はそこそこに後は内地のホテルで酒を酌み交わしながらのインタビュー中心…やっていることと言えば著者が目の仇にするお大尽のご視察旅行となんら変わらない。中身にしてもエロやらグロやら人目をひくためのカストリ雑誌然とした記事が大半でそれを(笑)で締めくくるなど被災された人のことなどお構いなし。そして足らないページは原発の資料をコピペして出来上がり!ジャーナリズムの巨人は偉大なのは態度だけだったようだ

  • くまこ さん

    「第一部の津波は、被災者のエピソードが中心で、小説的な手法で書かれていると思った。ルポルタージュ独特の文章が臨場感を増していた。あと、吉村昭さんの『海の壁』という本が紹介されていたから、今度読んでみたいな」「第二部の原発は、歴史的経緯がコンパクトにまとめられているから、原発問題をこれから勉強しようという人や、一度整理したいという人にお薦めかな。東電OL事件の話が繰り返し出てきたけど、東電という会社の体質についても触れているわ。こちらも興味深い問題」

  • よし さん

    東日本大震災の現場を描いたルポルタージュ。前半が宮城・岩手の津波被災地、後半が福島第一原発。現場に行き多くの人たちの声を集めていて震災から3か月後に発刊された早さにまず驚かされました。また、福島第一原発については事故後の状況だけではなく、原発立地に至る国や地方の経緯が詳しく書いていて勉強になりました。津波災害と原発事故に共通する“他人事”で話す人たちへの筆者の憤りを感じました。菅原文太さんの解説も味わい深いです。

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佐野眞一

ノンフィクション作家。1947年東京生まれ。1997年に『旅する巨人 宮本常一と渋沢敬三』で大宅賞、2009年に『甘粕正彦 乱心の曠野』で講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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