佐野眞一(ノンフィクション作家)

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津波と原発

佐野眞一(ノンフィクション作家)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062170383
ISBN 10 : 4062170388
フォーマット
出版社
発行年月
2011年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,254p

内容詳細

日本の近代化とは、高度成長とは何だったのか。ノンフィクション界の巨人が、大津波に直撃された三陸の街と、立ち入り禁止の福島第一原発20キロ圏内をくまなく歩き、書き下ろした東日本大震災ルポの決定版。

【著者紹介】
佐野眞一 : 1947年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。編集者、業界紙勤務を経てノンフィクション作家となる。1997年、民俗学者宮本常一と渋沢敬三の生涯を描いた『旅する巨人』(文藝春秋)で第28回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。2009年、『甘粕正彦乱心の曠野』(新潮社)で第31回講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぐうぐう さん

    タイトル通り、東日本大震災による津波の被害の大きかった三陸を取材したルポと、福島第一原発事故がなぜ起こったかを、日本になぜ原発が造られたかまで遡りながら解読する原発史の2部構成となるノンフィクション。津波と原発とを1冊の本で同等に扱うことに乱暴さを覚えないではないが(事実、2部とも物足りなさを感じる)、佐野のノンフィクション作家としての誠実さにより、読まされてしまう。その誠実な取材により、漁師や家畜農家から語られる言葉は、確かにTVや新聞では報じられない、生々しさとして、読む者に迫ってくるのだ。(つづく)

  • 藤 さん

    忘れない。だけでは、足りない。 ただ覚えているというだけでは全然足りない。 “知的怠慢”という言葉がしこりとして残る。 知識は向こうからやっては来ない。 知ること。考えること。動くこと。 そこに向かっていくのは結局自分しかいない。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    著者自らも手術を受けられ、被災者との痛みの共有が可能な状況であることを読者は理解できる。野望や妄想を抱いても、しょせん、ちっぽけな人間。津波や自らつくりだした原発事故収束できない、人間の無力感、虚無感が漂う昨今。それでも、原発と生きていかねばならないのだ。文明国、先進国という対面を保つために。家畜も飼い主が逃げて亡くなる。これからも、東京一極集中が続き、直下型地震や富士山噴火がやがて起きてくる。そうした不確実性の時代に、不安だけが増幅していったら、生きる意欲をなくす。生きることがこれほど大変な日本の内実。

  • 魂の叫び さん

    初めて借りました。どちらかと言うと原発がメインかな、と思います。そこで、びっくりする証言が書かれていました。3月12日の朝に県警の通信部隊が農場の人に「国はデータを隠してる。もうここにいない方がいいですよ」と。詳しくは読んで下さい。後は「東電がオール電化を進めていたのも、原発を運転しつづけるという大目標があったからこそ、できたことなんです」これって電力会社すべてって置き換えれるのでは。今ではどんどん値上げしてオール電化にした家庭は騙されたと思っているでしょう。早く電力を自由に選べる社会にしてほしい。

  • kitakama633 さん

    後半は正力松太郎伝にすり替わってしまっているのが、残念というか、何を書こうとしているのか疑問でした。

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