佐野眞一(ノンフィクション作家)

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沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史 上 集英社文庫

佐野眞一(ノンフィクション作家)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087467253
ISBN 10 : 4087467252
フォーマット
出版社
発行年月
2011年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,494p

内容詳細

戦後日本は、沖縄を米国へ人身御供として差し出すことで、復興と繁栄を手に入れた。沖縄に米軍基地の大半を押しつけて経済発展を享受する構図は、東京のために福島に原発を作ることと何ら変らわない。天皇、米軍、沖縄県警、ヤクザ、怪人、財界人、奄美人など…戦後の沖縄を作り上げた人々の、本土では知られざる「小文字」の物語を丹念にたどり、現代日本そのものを逆照射したベストセラー。

目次 : 1 天皇・米軍・沖縄県警(「お約束」の島から「物語」の島へ/ 歴史に翻弄された沖縄県警/ スパイ蠢く島 ほか)/ 2 沖縄アンダーグラウンド(花街・映画・沖縄空手/ 沖縄ヤクザのルーツ“戦果アギヤー”/ 山口組の影 ほか)/ 3 沖縄の怪人・猛女・パワーエリート(その1)(弾圧・拷問・右翼テロ/ 第三の新聞・沖縄時報顛末記/ 沖縄を通り過ぎた男たち ほか)

【著者紹介】
佐野眞一 : 1947年、東京生まれ。早稲田大学文学部を卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家に。97年、『旅する巨人 宮本常一と渋沢敬三』で、第28回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。2009年、『甘粕正彦 乱心の曠野』で第31回講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • とくけんちょ さん

    沖縄の戦後史。本土からすれば、沖縄には何か遠慮があって、引け目があり、気も金もつかう。その反面、沖縄は、その感情を敏感に感じて、本気になれず大きく伸びない。今でこそ、本土、沖縄の壁はなくなっているが、そのルーツを探りたいと思い、手にとった本。枠の大きい小さいはあれど、人間社会があれば、必ず階級、差別が生まれるもんだと再認識。琉球でありながら、日本であって、アメリカであった島、アイデンティティの形成は生まれた世代で変わるのだろうか。

  • PEN-F さん

    この表紙の写真と戦後というキーワードからいって、あっち系のお話だろうなと思ってたけども...そっちかよッ‼️(゚Д゚) 沖縄の闇... 光と影は表裏一体、光が射すということは必ず影の存在がある。光が強ければ強いほど闇は恐ろしいまでに深く黒く...。見せかけの強さ、薄っぺらい理想、腐ったご馳走、溢れる情報、平和に見える空気、本質のないルール。自由が欲しかったのか?夢を見たかったのか? それを求めて集まる人、人、人。 操られているとも知らずに...。あの時の沖縄は今の日本の縮図そのもの。

  • 楽駿 さん

    品川図書館本。「太陽の棘」「宝島」と、沖縄を舞台にした話を続いて読んだ関係で、どうしても、もっと沖縄を知りたくなった。私の住んでいる町は、沖縄出身者の多い街でもある。あの沖縄口で語る呑み助も多い。戦後、沖縄で何があって、大和があるいは、アメリカが何をして、それに同、戦ってきたのか。沖縄は被害者であって、加害者になることはなかったのか。様々な思いを、この本は読み解いてくれた。そして、知って良かったと思う。下巻がどんな流れになるのかは、まだ解らないが、今年読んだノンフィクションの中で、1位になる可能性は高い!

  • 扉のこちら側 さん

    単行本で初読し文庫で再読。これだけ多岐に渡る事件や人物について書き込んであっても、猥雑な印象はあるけれど、そこもまた計算されたようにすらすら読めてしまう。

  • Willie the Wildcat さん

    ”生きる”歴史。国家、主権、人権、そして人としての尊厳。戦中、戦後の混乱。様々な『蔑視』に、人間の悲しい性を垣間見る。ただし、これらに対する正論や批判がある場合、そこに妥当性を感じることもできない・・・。印象に残るのは、大田元知事の”米留”経験が、氏のその後の人生に齎した影響。国家の意味を問い続けざるを得なかった気がする。一方で、人間の生命力、活力のみならず、人間性を感じるエピソードが興味深い。

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