昔は猫の絵に惹かれて読んでいましたが、大人になってから読むと、ただただ紡ぎだされる言葉に涙しかありません。

この本はちょっとふてぶてしい猫のイラストが可愛くて手に取ったのですが、その内容はシンプルだけどかなり泣ける作品です。これまで100万回生きたのに自分の為にしか生きられなかったネコが初めて大切な存在を見つけます。秀逸な内容で、絵本という枠には収まらないですね。文章を読むだけなら小さい子供でも可能ですが、何歳くらいからなら内容を深く理解できるんだろうと考え込んでしまいました。

激しく泣きました。 絵本なのに。。 大人になってから読んだのに。 そんな事関係ありません。 あなたは泣けますか。

命には限りがあること、だからこそ、自分らしく今を精一杯生きて最期を迎えたい。絵本をﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄする時は必ずｺﾚ、ﾘｽﾄに入ってます。

きちんと生きてきちんと死にたい｡もう生き返ることのないように｡無償の愛なんて知っちゃったりして､ドラマチックなんてトイレに流しちまえってね。当たり前の毎日に精一杯の感謝を込めて。