八月の蜂起 小説フランス革命 11 集英社文庫

佐藤賢一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087452365
ISBN 10 : 4087452360
フォーマット
出版社
発行年月
2014年10月
日本
追加情報
:
296p;16

内容詳細

革命に圧力を加えようとする諸外国に宣戦布告したフランス。しかし戦場の兵士たちの士気は低く、緒戦に敗退。開戦を主張したジロンド派は窮地におちいる。敗戦の責任を王家に転嫁しようと民衆の蜂起を促すも、あえなく失敗。政局が混乱し革命が行き詰まりかけた時、フランスの未来を拓くために、ダントンが、デムーランが、再びパリを起ち上がらせる!革命が大きく舵を切る、運命の第11巻。

【著者紹介】
佐藤賢一 : 1968年山形県鶴岡市生まれ。93年『ジャガーになった男』で第6回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。99年『王妃の離婚』で第121回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    パリの民衆が再び蜂起します。王権停止、後の王権廃止という歴史的出来事を招く結果を生むことになりました。ダントン、デムーラン、ロペスピエールらが台頭して来るところがやはり嬉しいところでしょう。ここは1つのフランス革命のクライマックスではないでしょうか。血なまぐさい展開になってきましたね。時の流れに流されないロペスピエールの政治的信念が感じられるのも今後の展開に影響していくのでしょう。

  • KAZOO さん

    ロベスピエールやダントンが表に出ていましたが、いままであまり表面には出てこない、また私もあまり知らなかったデムーランがいよいよ活躍する場面が出てきます。共和制前夜の動きを登場人物たちの様々な動きで見せてくれます。次の感がいよいよルイ16世の処刑になるわけですか?

  • Y2K☮ さん

    ついにパリのサン・キュロット(貧困層)が蜂起。武力とラ・マルセイエーズの歌を背景に、議会と宮殿を制圧。真の意味で庶民による庶民の為の政治が始まる。王は慢心してた。まるでタレブ氏の「ブラック・スワン」における七面鳥。千日無事でも千一日目も同じとは限らない。パリの家宅捜索や監視委員会など徐々に恐怖政治が顔を覗かせる。アナキン・スカイウォーカーが我知らずフォースの暗黒面に堕ちていく様に。蜂起に加わったデムーランの葛藤も印象的。彼は生まれたばかりの愛児が将来こんな事をしないで済む様に、とやむなく武器を取ったのだ。

  • e さん

    蜂起が勃発しとうとう王権が停止した11巻。これからの王家の運命を思うと心が痛いですが、王が処刑されたあとの革命について知っていることが少ないのでどういう過程を辿っていくのか知るのが楽しみです。

  • 飛鳥栄司@がんサバイバー さん

    「上からの革命なんてありえない。下からの突き上げがないと革命と呼べるほどの動天にはなりえない」というデムーランの言葉そのままに、8月10日の武装蜂起を迎えるんだけど、他国との戦争が思わしく進んでいない中ブラウンシュヴァイク宣言があって、パリ市民のモヤモヤしてたルイ16世へというか王族への不満が一気に爆発したんだろうね。その流れで王様一族を幽閉したまでは良かったけど、パリ全戸家宅捜査だの、特別裁判所の設置だのときな臭さが増してくる嫌な雰囲気。ジロンド派の鼻につく政治家の無能さが目立って仕方がない。

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佐藤賢一

1968年山形県生まれ。93年『ジャガーになった男』で第6回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。99年『王妃の離婚』で第121回直木三十五賞、2014年『小説フランス革命』で第68回毎日出版文化賞特別賞、20年『ナポレオン』で第24回司馬遼太郎賞、23年『チャンバラ』で第18回中央公論文芸賞を受賞(

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