ダンスホール 光文社文庫

佐藤正午

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334766603
ISBN 10 : 4334766609
フォーマット
出版社
発行年月
2013年11月
日本
追加情報
:
337p;16

内容詳細

男は昔の恋人に金を借りに来たという(「愛の力を敬え」)。夫は妻の体重日記に不審を抱き始める(「空も飛べるはず」)。女はバニラの匂いに恋人の浮気を疑う(「ピーチメルバ」)。男は顔も知らないダンスホールの女を探している(「ダンスホール」)。長年の片思いが相手に通じる(「真心」)。人生の滑稽と不安、そして希望。単行本未収録の作品を含む全五編で贈る贅沢な傑作集。

【著者紹介】
佐藤正午 : 1955年長崎県佐世保市生まれ。’83年『永遠の1/2』ですばる文学賞を受賞。2000年に刊行した『ジャンプ』がベストセラーとなり、「本の雑誌」ベスト1に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 巨峰 さん

    冒頭の短編を読み始めて、あれこの話よんだことがあるとおもったら戸田恵梨香主演でドラマ化された長編「身の上話」やん。でも、もっていきかたが「身の上話」とは違って「身の上話」って小説を書こうとする小説家の話なのが面白いです。この作家さんならではの、お話の中に作者の二重写しのような小説家がでてくる短編が揃っておりいろいろ興味深い。外連味と陥穽にみちた作品集です。

  • ソラ さん

    佐藤正午さんの文章は好きなんだけど、今回の作品は誰が誰のことを言ってるのか、何となくわかりにくかったなぁという印象。ただ、その中でも愛を敬え、と空も飛べるはず、は面白かった。

  • ロマンチッカーnao さん

    いやぁ。。佐藤正午さんの文体は癖になります。時間を置くと読みたくなる。短編と中編の作品集。すべて主人公が小説家で、どれもが、めんどくさい。そのめんどくささが心地よい。ダイエットをして、体重日記をつける妻を見て、なぜか、浮気を疑う夫。なぜか。めんどくさく、ネチネチと展開していきます。でも、確かにあるかもと思ってしまう。何気ない日常の中の一コマを取り上げて、一本の小説に仕上げる佐藤正午さんは相変わらずすごいなとうなってしまいました。

  • Moomin1994 さん

    適当かつ丁寧に書かれた感のある、最後の短編、真心が秀逸。佐藤正午作品、癖になります。

  • majimakira さん

    表題作の中篇に加え、短篇四作を楽しめる作品集。うち、表題作を含む四作品で、多くの人に馴染みのある、とある曲のタイトルがついており、その曲の情景が微かに鳴るような気になる物語を楽しめる。それぞれの作品で、いつものように小説家の「私」の目やそこに行き交う人々の立ち位置を通して、生きていくことの真理のような、容易に語りきれぬ時間をくぐった人々の再生や愛の姿に触れることができる。いつものように、物語と語り方の面白さを堪能しながら。2022年の読了初め。今年も良き読書時間を。

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人物・団体紹介

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佐藤正午

1955年長崎県生まれ。’83年『永遠の1/2』で第7回すばる文学賞受賞。2015年『鳩の撃退法』で第6回山田風太郎賞受賞。’17年『月の満ち欠け』で第157回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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