ハーバードでいちばん人気の国・日本 なぜ世界最高の知性はこの国に魅了されるのか PHP新書

佐藤智恵

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569827278
ISBN 10 : 4569827276
フォーマット
出版社
発行年月
2016年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
251p;18

内容詳細

世界最高峰の学び舎がハーバード大学であることに、異論のある人はいないはず。しかし、そのハーバードでいちばん人気のある国が日本と聞いて、にわかに信じられるだろうか。本書では自らもMBAホルダーである著者が、ハーバード大学経営大学院の教授陣を直撃取材。その肉声から「ハーバードはなぜ日本に学ぶのか」の核心を描いたものである。企業の卓越した戦略、日本史の教訓、じつはすごい日本人のリーダーシップまで、彼らが語る「日本の強み」は私たち自身に驚きと誇りを与えてくれるだろう。同時にそれは、日本がこれから世界をどうリードするかを考えるヒントにもなるはずだ。

目次 : 序章 なぜハーバードはいま日本に学ぶのか/ 第1章 オペレーション―世界が絶賛した奇跡のマネジメント/ 第2章 歴史―最古の国に金融と起業の本質を学ぶ/ 第3章 政治・経済―「東洋の奇跡」はなぜ起きたのか/ 第4章 戦略・マーケティング―日本を代表する製造業からIT企業まで/ 第5章 リーダーシップ―日本人リーダーのすごさに世界が驚いた/ 終章 日本人が気づかない「日本の強み」を自覚せよ

【著者紹介】
佐藤智恵 : 1970年兵庫県生まれ。92年東京大学教養学部卒業後、NHK入局。ディレクターとして報道番組、音楽番組などを制作する。2001年米コロンビア大学経営大学院修了(MBA)。ボストンコンサルティンググループ、外資系テレビ局などを経て、12年作家・コンサルタントとして独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    ハーバードでのケーススタディでテッセイという新幹線の車内清掃の会社について取り上げられたことを中心として、いかに日本が注目を浴びているかを解説してくれています。7分間で車内清掃を終了してしまう、ということのすごさと従業員のモラル向上策が大したものであるということに気づかされます。この記事は私もダイヤモンドか何かで読んでいました。やはり上に立つ人によるということもわかります。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    1か月で3刷とは売れている。日本が世界の未来を先取りしているのが人口問題(38頁)。世界発の先物市場・堂島米市場(会所)アメリカより120年前に先物市場をつくった日本(84頁〜)。1848年のシカゴ商品取引所設立に影響を与えたという(98頁)。岩崎弥太郎には、政府と企業の成長との関係、起業家としての原動力、明治維新と経済成長を学ぼうとしている(102頁)。渋沢栄一の合本主義も見直されている(109頁)。アベの講演に殺到なんてしなくっていいよ(116頁)。そこはアホかな。

  • いたろう さん

    ハーバードの学生に「一番」人気というのは、言い過ぎかもしれないが、失われた20年を経ても、日本の企業、経営者の事例がハーバード経営大学院で数多く取り上げられているというのは興味深い。しかも、トヨタやホンダのようなグローバル企業だけでなく、「新幹線お掃除劇場」のテッセイのような事例が取り上げられているのは嬉しいところ。また、震災時、福島第一原発ではなく、第二原発でもメルトダウンの危機があり、所長の的確なリーダーシップが危機を回避した、ということは、今回初めて知った。もっと日本国内で話題になってしかるべき。

  • 速読おやじ さん

    日本礼賛本(?)というカテゴリーがあるとすればその一種かな。特にハーバードでとか言われると海外ブランドに弱い僕の様な小市民は、単純に参ってしまう。日本人は自分たちのことを卑下し過ぎなので、逆に海外の方が日本の良さを理解してくれたりする事はよくある。特にJR系の清掃会社「TESSEI」の話がハーバードのケーススタディで使われているとは知らなかった。この会社色々調べると、素晴らしいです。新幹線清掃チームはseven miniutes miracleなどと米国で絶賛されてるとのこと。単純に日本人として嬉しい!

  • リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん さん

    日本人が普段は意識していない良い所が、他国の人間からはーこういう風に評価されているのかと納得しました。個人的には福島第2原発の件は恥ずかしながら全く知らなかったので、何か本が有れば読んでみたいと思います。

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