わが孫育て 文春文庫

佐藤愛子(作家)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167450168
ISBN 10 : 416745016X
フォーマット
出版社
発行年月
2010年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,294p

内容詳細

ある日、私は桃子に訊ねた。「桃ちゃん、サンタクロースは本当にいるのかな?どう思う?」桃子はいった。「去年まではいると思ってたけど…」「今年は?」「どうもいないらしいなァと思ってる」それから困ったようにつけ加えた。「いるといないとのせめぎ合いなのよ、今んとこ」「そうか…せめぎ合いねえ…」円熟の日常エッセイ。

目次 : 1 わが孫育て(孫との攻防戦/ テレビの見方、楽しみ方/ おばあちゃんいろいろ ほか)/ 2 じぐざぐ日記(真剣ラーメン/ 昔を今にかえすよしなく/ 年下のおふくろ ほか)/ 3 国を愛してどこが悪い(日本人の底力/ 昔のオリンピック/ 叱る者の孤独 ほか)

【著者紹介】
佐藤愛子 : 大正12年大阪生まれ。甲南高女卒業。戦後、「文芸首都」の同人となり、小説を書き始める。昭和44年「戦いすんで日が暮れて」で第61回直木賞を、昭和54年「幸福の絵」で第18回女流文学賞を受賞。父の作家・佐藤紅緑、異母兄のサトウハチローを始め、佐藤家の人々の凄絶な生の姿を描いた大河小説「血脈」の完成により、平成12年第48回菊池寛賞を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • じいじ さん

    この佐藤愛子さんの「孫」エッセイは、「寝しなに少しずつ…」と読みはじめたら、あまりの面白さにそうはいかなくなりました。さて今作の主人公、愛子おばあちゃんの娘の娘である「桃子ちゃん」は小学2年生です。近頃の子供の意識は、むかしと違って無邪気でないオトナ並み!とおっしゃる。愛子おばあちゃんの意見に私も同意します。とにかく、何処を開いても「孫」のお話で面白いです。

  • かいちゃん さん

    200ページくらいまで、すんごい笑えた。声を出して笑った。ウィットに富んでいた。それからの100ページほどは、今の日本を憂うことばかりだったので、ちょっと沈んだ。

  • baba さん

    題名になっている「わが孫育て」は、桃ちゃんとのやり取りが楽しく、少ないのが残念ですが、他のエッセイ「日本人の底力」や「国を愛してどこが悪い」など痛烈で愛子さん節が健在で楽しく胸がすっと軽くなる。

  • パフちゃん@かのん変更 さん

    佐藤愛子80歳エッセイ。今どきのばあばは孫にとてもやさしいが、愛子さんの強気の孫育てが気持ちいい。一カケ二カケ三カケテのてまり歌?は、私もよく似たのを歌っていた。今の子はそんなの知らないよね。

  • やじ さん

    タイトルに不満あり!愛子先生が複数の雑誌に書かれたエッセイをまとめたものです。最終章「国を愛してどこが悪い」には心から同意しました。今の世の中では「愛国心とは、国の繁栄の為に他国を侵略することだという定義に変わったらしい」と嘆き、戦争の苦労話をするだけでなく、敗戦にへこたれず国を復興させた発奮力の見事さを伝えるべき(特に教育で)と説く。池上彰氏監修の副読本(表紙に彼の写真付き…)が進学校で使われているようでは希望も打ち砕かれる。どこまで弱体化していくのか心配でたまらない。

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