地球連邦の興亡 4 さらば地球の旗よ 中公文庫

佐藤大輔

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122063877
ISBN 10 : 4122063876
フォーマット
出版社
発行年月
2017年03月
日本
追加情報
:
16

内容詳細

宇宙港に集結したクローン出生市民ら避難民は一六万、包囲する暴徒は一〇〇万。武力行使を禁じられた宇宙軍が盾となり懸命の脱出作戦が続けられるが、自由市民同盟のテロリストが惑星環境維持システムを破壊。ついに“凍れる惑星”は殺戮の大地へと変貌する!ミリタリーSFの金字塔、完結!!

【著者紹介】
佐藤大輔 : 1964年、石川県生まれ。戦略シミュレーション小説に独自の世界を切り開く。著書多数、コミック原作もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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実質的な最終巻。本巻で一段落ついて完結と...

投稿日:2021/06/30 (水)

実質的な最終巻。本巻で一段落ついて完結といっていい体裁は整えられているが、できるならば続きが読んでみたかった。素晴らしい傑作だとは思うが、全体として鬱屈した暗い作品であったことは否めない。

hhi さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぺぱごじら さん

    「正義」という言葉の価値が暴落する巻。遥か未来、遠い宇宙まで進出しても、人の愚かしさは何も変わらないというのは、相変わらずの佐藤式ディストピア。恐らく物語をこれ以上続けるつもりはなかったであろう佐藤氏。人という集団の愚かしさと、個人の勇敢さ高潔さを矛盾なく描く達人の世界観をもう少し長く見たかった。2017-89

  • 鐵太郎 さん

    ああ、やはりこの巻で終了なのか。ここでひとつの終幕となり、地球連邦というひとつの世界の終わりの始まりの火ぶたが切られます。それに先だつさまざまな陰謀と、16万人の脱出行。次々と斃れていく英雄たち。「なんて連中だ──極めつけの愚者どもめ。なんと素晴らしい莫迦者どもめ。たとえ内戦になっても、人類はまだまだ亡びんぞ」  でもなぁ、南郷と永井はともかく生き残ったんだから、続巻があってもいいと思わないか、大ちゃん?

  • へ〜ジック さん

    中公文庫さんで再版されて続きを読めると期待したけれど、4巻で完結と銘打たれていてほんの少しがっかりしていました。しかし読んでみて考えが変わりました。これは完結編で良い。連邦を覆う内戦は長く続くでしょう。その間に命を賭けて16万人もの無辜の人命を救う「宇宙港の戦い」を超える場面はそうないでしょう。ならばここで終わらせることも一つの選択です。わたくしは満足です。

  • アトリアーナ さん

    再刊なので完結と佐藤サンの御逝去に関係がないのはわかってんだけど,やっぱりクるものはあるのさ.ホント惜しい方を亡くしたわ.このシリーズは,仮想歴史モノっぽい(似て非なるものなんだけどね.)という段階で色眼鏡で見られるし,設定が設定(「国粋的」とゆーヒトもいるであろうの.で.そこがまた仮想歴史モノっぽいの.)だし,お涙頂戴・浪花節とゆー批判もあるだろうから,ダメなヒトには徹底的にダメだろうなぁ.けど,きっちり練られた作品だし,いー話はフツーにいー話でよく,私は好きだったので,なんの問題もないですが,なにか?

  • hexia さん

    南郷と永井はクローン市民16万の完全退去を決意し、あとは行動あるのみ。対して暴徒100万が宇宙港を包囲する。起承転結の結▼作者の人間観が色濃く出ていると思う。現実はままならぬ巨大な汚物溜だからこそ、人間性と尊厳に立脚したとえ死すとも義務を果たすその姿は輝く。洗脳もあるとは言え「かれらの盾になれ」からの流れは、涙なくては読めない▼南方星域の動乱はこれからが本番のうえ、カーワットの謎、国場の陰謀など、続刊を意識した伏線は多い。しかし本巻で完結と確定した。読者はただ瞑目して頭を垂れるのみである

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佐藤大輔

株式会社オープントーン代表取締役社長。三井情報開発にてエンジニアとして勤務した後、創業。自身でもプログラミングを行ってきた経験を持ち、プロジェクト立ち上げ・運営から企業経営まで広い視野を持つ

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