一瞬の風になれ 第1部 イチニツイテ 講談社文庫

佐藤多佳子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062764063
ISBN 10 : 4062764067
フォーマット
出版社
発行年月
2009年07月
日本
追加情報
:
15cm,254p

商品説明

青春陸上小説のNo.1
「走りてえな」誰がどう言おうと俺の夢は1つ。「速くなる」


春野台高校陸上部、1年、神谷新二。スポーツ・テストで感じたあの疾走感……ただ、走りたい。天才的なスプリンター、幼なじみの連と入ったこの部活。すげえ走りを俺にもいつか。デビュー戦はもうすぐだ。「おまえらが競うようになったら、ウチはすげえチームになるよ」。青春陸上小説、第1部、スタート!

【吉川英治文学新人賞(第28回)】
【本屋大賞(第4回)】

内容詳細

春野台高校陸上部、一年、神谷新二。スポーツ・テストで感じたあの疾走感…。ただ、走りたい。天才的なスプリンター、幼なじみの連と入ったこの部活。すげえ走りを俺にもいつか。デビュー戦はもうすぐだ。「おまえらが競うようになったら、ウチはすげえチームになるよ」。青春陸上小説、第一部、スタート。

【著者紹介】
佐藤多佳子 : 1962年東京都生まれ。1989年、「サマータイムで」月刊MOE童話大賞を受賞しデビュー。『イグアナくんのおじゃまな毎日』で’98年、産経児童出版文化賞、日本児童文学者協会賞、’99年に路傍の石文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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幼馴染で天才ランナーの連。その連に憧れな...

投稿日:2021/07/11 (日)

幼馴染で天才ランナーの連。その連に憧れながらひたむきに努力を続ける主人公の新二。この2人が高校で陸上部に入り4継(400mリレー)に挑む姿が描かれるという、王道ストーリーならではの安心感もある青春小説。 とにかく爽やかな内容で読みやすい。ただ、メインとなるリレーシーンの描写がちょっとあっさりし過ぎじゃないだろうか。とはいえ後半で死ぬほど盛り上がる予感アリ。ってことで2、3巻に期待っ!

ナムリ さん | 不明 | 不明

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物語の舞台は春野台高校の陸上部、マイペー...

投稿日:2021/04/11 (日)

物語の舞台は春野台高校の陸上部、マイペースで走ることにかけては天才的な連とその親友で彼を追いかける新二を描いた作品です。主人公の新二は中学時代はサッカー部で陸上は高校からとなります。そして陸上のリレーデビュー戦に向けて、努力する中での葛藤や焦り、兄や友達との比較など高校生らしい悩みを丁寧に拾っているのが魅力です。大きな事件等がある訳ではなく、本当に高校生の日常って感じですが、リアリティがある青春モノ、スポーツモノで読んでいて楽しい気持ちになれます。タイトルも素敵だし、なんかこう年甲斐もなく一緒になって走りたい気分です。このあと2部と3部があり、続きが楽しみな作品と言えます。

イック さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しんごろ さん

    高校陸上部の話!マラソン、駅伝系の小説は読んでましたが、短距離系の小説は初めて読みました。主人公の語り手で進む文章が柔らかく心地いいですし、何より爽やかさが、すごいですね。おっさん化したしんごろには、多少、甘酸っぱすぎるんですが、それを上回る心地良さと爽やかさです(^^)しんごろは中学の時に陸上部に入って長距離を走ってましたが、高校の時も陸上部に入部しとけば良かったかなと、この作品を読んで思いました(^^;)続編も気になりますね!(高校の時、陸上部の顧問の先生が苦手で入部しませんでしたw)

  • さてさて さん

    『健ちゃんがいるからサッカーを続けられたし、健ちゃんがいるからサッカーをやめたくなった』というその表現。万巻の思いを感じさせる絶妙なまでのこの表現。親が、そして身近な兄弟が熱中するものであればあるほどに、それを否定するには強い勇気が必要です。勇気を持って、陸上という未知の世界に踏み出した新二。そこに広がっていたのは、全てが新鮮で、初めての経験となることばかりでした。三巻からなる「一瞬の風になれ」の第一巻、それは新二が陸上の、そして走ることの面白さと楽しさに気づく物語、そんな始まりの物語なのだと思いました。

  • SJW さん

    2007年本屋大賞受賞作。少年サッカーで有名な兄を持つ神谷新二はサッカーで結果を出せずにいたところ、誘われて陸上部に入部し、短距離走にのめり込んでいく。練習の風景、大会の様子、選手の気持ちが臨場感が溢れるほどに描写されていて、読んでいるとその場に自分が居るように感じた。第2部以降がとても楽しみ。

  • hiro さん

    初佐藤多佳子。「風が強く吹いている」、「チーム」に続き、陸上のスポーツ小説ということでこの本を選ぶ。中学校までサッカーをやっていた主人公新二が、高校に入り天才的なスプリンターの友人連といっしょにあまり強くない春野台高校陸上部に入り、短距離を始めるという物語。天才的なスプリンター連は偏食で練習嫌い、一方本番になるとトイレットマンとなるがストイックな主人公新二の二人が高校3年間でどこまで成長するか楽しみ。部員からみっちゃんと呼ばれている顧問の三輪先生が、いい味出している。さあ、続けて2、3と読んでしまおう。

  • zero1 さん

    何度読んでもいいものはいい。高校の陸上を舞台にした青春物語。主人公の新二はサッカーではなく陸上部に入る。サッカーでは兄のような才能がない彼。才能はあるのにわがままな連もリレーの選手に。合宿では連が脱走?恋の話はないのか?勝負の舞台として出てくる競技場はどこも行ったことがある。それだけに本書の内容を身近に感じる。怖い指導者、先輩たちやライバルも脇役としていい味を出している。新二たちがこれからどう成長するのか楽しみ。 07年の本屋大賞は妥当。ということで第二巻に続く。

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