俳優探偵 僕と舞台と輝くあいつ 角川文庫

佐藤友哉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041062388
ISBN 10 : 4041062381
フォーマット
出版社
発行年月
2017年12月
日本
追加情報
:
304p;15

内容詳細

注目の2.5次元舞台『オメガスマッシュ』初日の幕が上がった。役者同期の水口が主役としてスポットライトを浴びる一方、僕はオーディションに落ちた敗者として客席からあいつを見上げていた。その上演中、キャストの1人が忽然と姿を消してしまう不可解な事件が発生する。僕は消えた役者の行方を追うが、そこには、役者であるがゆえの苦悩と真相が潜んでいて…。舞台に青春を捧げる若者たちの、夢と現実が交錯する3つの事件。

【著者紹介】
佐藤友哉 : 1980年生まれ。2001年『フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』にて第21回メフィスト賞を受賞しデビュー。07年『1000の小説とバックベアード』で第20回三島由紀夫賞を受賞、11年には『デンデラ』が映画化、話題となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 雪紫 さん

    舞台上から消えた俳優、オーディションのはずが人が消えていく吹雪の山荘、死を呼ぶ演劇。ここだけ抜き出すと物騒だけどこれは日常の謎とホワイダニット系青春ミステリ。しかし、こうしてみるとなんでユヤタンにもっと早くこれを題材にした話のオーダーが来なかったんだ?と言いたいくらいに彼の作風に売れないムギ君の苛立ちや鬱屈ぶりの相性が高い。彼を気にかける人も多いのも一種の救いか。ユヤタン初心者にもおすすめの本。個人的なおすすめは2話のオーディション回。

  • きょん さん

    う〜ん、これミステリじゃありませんね。探偵もしてないし。何だか中途半端なプライドの高い人たちばかりで、売れることに腹を括っている水口くんしかプロとは言えないんじゃないかともやもや。

  • きたさん さん

    少し前の、2.5次元舞台が金になると各所に気づかれ始め、粗製濫造が増え始めた頃の若手役者の話、というイメージなのは、今では2.5次元舞台とキラキラしていない泥臭くて汗臭い舞台の、どちらでも輝く役者をいっぱい知っているからかもしれない。でも主人公のような斜に構えた役者も、2話の中心にいる演出家のよう2.5次元舞台を扱う製作側も、確かにいるにはいるよな、と思ったのできっとリアルさはあるのだと思う。ただやっぱり、ただの歯車が舞台の上に立てる世界ではないので、最終的には腑に落ちなさが残ってしまった。

  • ふらこ さん

    探偵って銘打ってあるからジャンルはミステリだと思うんだけど。ミステリとして面白くない。厚みが無くて説得力がなくて、驚きも閃きも煌めきもない。一言でいうと魅力がない。では、主人公の成長記としてはどうかというと、なんていうかムギ君、心が腐ってるから。見守りたいとか応援したいという気持ちが読者側に起こらない。探偵役の鹿間にも興味がわかない。水口くんはライバルなの?差が開きすぎててそんな構図に見えない。読者に好かれるキャラクターか深みのあるストーリーか、どちらかがあればもうちょっとなんとかなったのかな…とは思う。

  • ariel さん

    2.5次元舞台の勢いはすごいけれどどんな世界も甘くはない。才能とか妬みとかいろんなものが渦巻く中のそんな舞台ゆえの謎。真実だけでなく全力で向き合うからこそ見えてくるものを掴んでほしい。鹿間くんの踏み出せる日も近いかな。彼の方が気になる。

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佐藤友哉

小説家。1980年生まれ。2001年に『フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』(講談社ノベルス)で第21回メフィスト賞を受賞しデビューする。2007年『1000の小説とバックベアード』(新潮社)で三島由紀夫賞を受賞。近年では純文学をメインフィールドとして活躍している(本データはこの書籍が刊行された

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