危機の読書 小学館新書

佐藤優

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784098254361
ISBN 10 : 4098254360
フォーマット
出版社
発行年月
2022年09月
日本
追加情報
:
268p;18

内容詳細

コロナ禍にウクライナ侵攻、安倍元首相銃殺。世界は複雑に絡まり合い予測不可能だ。ではどうする?“時代の危機を認識するためには、読書に裏付けられた学知の力が不可欠なのである”(まえがき)。内村鑑三『代表的日本人』、斎藤幸平『人新世の「資本論」』ほか、階級格差、民族的アイデンティティー、インテリジェンスなどを論じた6作品を入口にして現代を生き抜くためのヒントを提示する。政治思想史研究者・片山杜秀氏との対談も収録。

目次 : 1 天をうやまい、人を愛する/ 2 歴史はそのままの形では繰り返さない/ 3 秘密は死んでも守り通せ/ 4 コロナ禍と国家論/ 5 教養としてのインテリジェンス小説/ 6 マルクスは甦る/ 特別対談 ウクライナ侵攻を読む 佐藤優×片山杜秀(慶應義塾大学法学部教授)

【著者紹介】
佐藤優 : 1960年東京都生まれ。作家。同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省に入省。在イギリス大使館勤務、在ロシア大使館勤務を経て、外務省国際情報局で主任分析官として活躍。主な著書に『国家の罠』(毎日出版文化賞特別賞)、『自壊する帝国』(新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞)、『十五の夏』(梅棹忠夫・山と探検文学賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    佐藤さんによる最近の世評に合わせた本の紹介と問題点の指摘です。今までにほとんど読んだことのない本ばかりを紹介してくれて楽しみました。内村鑑三の本は読んだことがあるのですがこのような読み方はしませんでした。手嶋さんの「鳴かずのカッコウ」はインテリジェンスの話で読もうという気にさせてくれました。斎藤幸平さんの本はこれから読もうと思っています。最後には片山杜秀さんとの対談があり最近のウクライナ侵攻の日本のマスコミの評価をしていますが私もそうかなあという気がしました。

  • Roko さん

    GDPという目に見える評価しか認めないのが資本主義であるとしたら、そんな資本主義などもういらないと思う。シェアリングでも、物々交換でも、人々の暮らしが上手く回っていくなら、それでいいじゃないか! タダ、もしくは少額しかお金が動かなくなると、税金が取れないんだよね。だから政府が困るってことなの? 一生懸命に補助金を配りまくって、お金を使ってくださいという働きかけばかりしてGDPを増やすことしか考えていない政府のいうことなんか聞きたくない。

  • kawa さん

    氏の最近の数々の著書に引用される重要な知見、現下のベスト・オブ佐藤の趣き。制御が難しくなった資本主義、コロナ禍、ウクライナ問題等を受けて、人間の理性の有効性に疑問符がついた今こそ哲学や宗教的信念の出番の時代ということなのだろう。斎藤幸平『新人世の「資本論」』、伝統的マルクス主義者の主張する「生産力至上主義」をとらず「労働力商品化を止揚」すべき立ち位置にあると解説する部分は、特に刺激的。危機の時代に何らかの貢献をという志を持つ読書人に向けて佐藤氏の一人シュプレヒコールと受け取りたい。

  • tetsu さん

    ★4 ネットを検索すれば即座にいろいろな情報が手に入る時代になりましたが、物事を深く多角的に考えるには頭の中にあらかじめ様々な知識があり、それらを結びてけることで初めて可能になると思います。 著者の頭の中には膨大な知識が詰まっているのでしょう。脳移植でもしてそのような状態で思考してみたいものですが、現在の科学技術では不可能なので読書を続け少しづつでも教養を深めていきたいと思う秋の夜です。

  • mike さん

    最終章の片山杜秀氏との対談は、『平成史』が好きなこともあり、非常に興味深く読んだ。ウクライナ侵攻を通して、今世界で起きている事象を分かりやすく解説されていた。 また、本編についても、共産党、インテリジェンス、マルクス等に関する章が興味深かった。

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