ロングシーズン 佐藤伸治詩集

佐藤伸治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309017549
ISBN 10 : 4309017541
フォーマット
出版社
発行年月
2006年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,161p
20cm,161p

商品説明

今、また新たなファンを生み続ける伝説のバンド、フィッシュマンズ。その佐藤伸治が遺した宝石のように美しい詩をあつめた一冊が多くの要望にこたえて甦る。

内容詳細

目次 : Walkin’/ チャンス/ なんてったの/ いなごが飛んでいる/ ひこうき/ 100ミリちょっとの/ 誰かを捜そう/ ごきげんはいかがですか/ Little Flapper/ It’s Be Alright〔ほか〕

(「BOOK」データベースより)

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佐藤伸治のあたたかでシニカルで残酷な歌詞...

投稿日:2006/10/24 (火)

佐藤伸治のあたたかでシニカルで残酷な歌詞は、彼がこの世を去った今でも、僕の心をつかんで離さない。僕が大好きな歌詞のひとつに、こんなのがある。「君の一番疲れた顔が見たい 誰にも会いたくない顔のそばにいたい」(「それはただの気分さ」より)なんてすてきな言葉だろう。僕も彼と同じ事を思う。隠さないで、頑張らないで、素顔のままのあなたを、愛しているのだから、と。

野口可典<創作活動家> さん | 横浜 | 不明

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読書メーターレビュー

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  • アラタ さん

    フィッシュマンズのボーカリストであり、ほぼ全ての作詞作曲を手がけていた佐藤伸治の歌詞集。基本的にネガティブ。ただ額面通りに受け取れない不思議な魅力がある。どれだけ愛する人や気の許せる仲間が一緒でもふとした瞬間、自分はたった一人で孤独なんだという感覚を切り取って、易しい言葉遣いで音楽と繋げている。幸せの日陰にあるものをじっと観察し続けるって大変だろうな。何もないこと、ゼロであること、静かであることを、騒がしい日常の中でも受け止め続ける態度は、想像力を膨らませるうえでとても大切なことなんじゃないかと感じた。

  • いわちき さん

    バンド、フィッシュマンズ佐藤の詩集。多分当時のレゲエの先端を行ったバンドの歌う詩は、その音楽の浮遊、非現実感から想像もできないほどどこまでも、日常を照らし感謝する。「ホコリと光のすごいごちそう」いつも通り光に照らされて舞うホコリさえ、彼にとって特別な日常の一コマなのだ。そして祝祭の毎日の中、過ごす佐藤はせわしなく毎日を消化する人達の世界から切り離されて浮遊していった。佐藤の言葉は、彼の美しい孤独の言葉だ。この本を読めば佐藤の孤独の世界へゆける、喧騒の毎日から切り離されて「二人ぼっち」になれる。そう思う。

  • Decoy さん

    詩だけ読んでも、素晴らしい。意外と、曲を聴いた時の印象と異なる。シンプル過ぎるぐらいの平易な言葉遣い。ささやかな幸せを感じさせるものもあるが、全体的に虚無感や孤独感の方が強く感じられる。この先、折に触れて読み返すことになりそう。

  • じょーじ/ふぁっつ さん

    伸治くんの言葉がいつも胸を打つので、買ったけど、ずさずさと撃たれた。なんにもしらないけどなんでもわかってる。遠くからあなたを見てるよ。本当に妖精だと思う。そういった意味で

  • yasuhitoakita さん

    この言葉の力は凄い。読んでると曲が脳内再生されてしまうので読了に意外と時間がかかった。

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