幕末史 ちくま新書

佐々木克

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480068002
ISBN 10 : 4480068007
フォーマット
出版社
発行年月
2014年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
355p;18

内容詳細

日本が大きく揺らいだ激動の幕末。江戸の末期、国際社会へ漕ぎだしていった時代に、いったい何が起きたのか。吉田松陰、坂本龍馬、大久保利通といった若者たちは、どのような志を抱いて生きたのか。本書は、日本を立ち直らせるために「挙国一致」で立ち向かった人々の姿を、最新の史料からダイナミックに見通していく。ペリー来航から明治国家の建設まで、日本が根底から生まれ変わる軌跡を、第一人者が一望に収める。

目次 : 第1章 屈辱の出発 1853‐1859/ 第2章 尊王攘夷運動 1860‐1863/ 第3章 遠のく挙国一致 1863‐1865/ 第4章 日本を立ち直らせるために 1865‐1866/ 第5章 新政府の創設 1866‐1867/ 第6章 明治国家の課題 1868‐1890

【著者紹介】
佐々木克監修 : 1940年秋田県生まれ。1970年立教大学大学院文学研究科博士課程修了。京都大学教授、奈良大学教授を経て、京都大学名誉教授、京都大学博士(文学)。歴史学者、専門は明治維新史。主な著書に『大久保利通と明治維新』(吉川弘文館、1998年、吉田賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mitei さん

    幕末の通史がよくわかる1冊。孝明天皇はやはり他の代の天皇と違わず皇祖皇宗を大事にしている方だなと思った。それが皇室の真髄だなと思う。通してみると徳川慶喜の幕府を守ろうと奮闘する姿勢と孝明天皇との間が幕末史の最も重要な場面だなと感じた。

  • まーくん さん

    幕末の日本はザワザワと波立つ国際社会に、屈辱を胸に抱きしめながら、漕ぎだしていかねばならなかった。黒船来航から維新まで、明治維新史の第一人者が語る。まるで小説を読んでいるような臨場感で当時の日本の姿が迫ってくる。自分のこの時代の歴史観は教科書を骨格に司馬遼太郎の小説群で肉付けされたものであったかも知れない。膨大な一次資料を読み解いて紡ぐ幕末史からは倒幕運動の歴史として書かれる通説とは異なる姿が、自分の想像とは違った青年群像が現れる。孝明天皇、将軍家茂、一橋慶喜、西郷、大久保、木戸、伊藤、坂本竜馬…皆若い。

  • skunk_c さん

    平易な文章で読みやすい幕末史。維新以降も極めてざっくりとだが憲法制定まで概述されている。史料の読み直しということを意識したと著者はあとがきで語るが、やや強引な解釈も散見される。一例として、八月十八日の政変の段階で、「民衆を含めて、圧倒的多数の人々が不平等条約を不満として、破約攘夷を望んでいた。」とあるが、それを示す史料は提示されていない。著者が攘夷を多義的に捉えていることは理解できるが、民衆が条約の中身をどこまで理解していたのか?全体に薩摩特に大久保と、坂本龍馬びいきの記述になっていることも気になった。

  • 樋口佳之 さん

    開国派、鎖国派、公武合体派、尊攘派、倒幕派、公議政体派等々の、あいまいな言葉が、幕末政治史の叙述を複雑なものにし、理解の邪魔をしてきたと思う。幕末の歴史に多少なりとも親しんできた方々は、「……派」という言葉を、なるべく早く忘れるようお勧めしたい。幕末の世界が、格段に面白く、かつ深く腑に落ちていく/一つの学問を修めた方のたどり着く境地なのだと思いました。登場人物一人一人を我が内に引き入れているのかな。/○○派なら○○、××派なら××思考の危険性は常にあること。大事だな。

  • り こ む ん さん

    歴史資料の解釈の誤解や誤りを訂正しつつ、丁寧にかつ、冷静な視線で書かれてる。ちょっと、綺麗事なような部分を感じないでもないけれど、誰が、いつ、どのように考え、行動をしたのか?よく、劇的な事柄のように表現されがちなことも、余分な言葉もなく流れをたつことなくお話してくれていて、分かりやすい。人それぞれの解釈があるから、これが正解ってモノはないだろうけど、幕末史の入門編をへて、もう少し詳し知りたい人には、良書だと思う。

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