叙述トリック短編集

似鳥鶏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065131398
ISBN 10 : 4065131391
フォーマット
出版社
発行年月
2018年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
304p;19

内容詳細

※注意! この短編集はすべての短編に叙述トリックが含まれています。騙されないよう、気をつけてお読みください。

本格ミステリ界の旗手が仕掛ける前代未聞の読者への挑戦状!


よく「叙述トリックはアンフェアだ」と言われてしまいます。これが叙述トリックというものの泣きどころです。
では、アンフェアにならずに叙述トリックを書く方法はないのでしょうか?
答えはノーです。最初に「この短編集はすべての話に叙述トリックが入っています」と断る。そうすれば皆、注意して読みますし、後出しではなくなります。
問題は「それで本当に読者を騙せるのか?」という点です。最初に「叙述トリックが入っています」と断ってしまったら、それ自体がすでに大胆なネタバレであり、読者は簡単に真相を見抜いてしまうのではないでしょうか?
そこに挑戦したのが本書です。果たして、この挑戦は無謀なのでしょうか? そうでもないのでしょうか? その答えは、皆様が本書の事件を解き明かせるかどうか、で決まります。

(「読者への挑戦状」より一部抜粋)

【著者紹介】
似鳥鶏 : 1981年千葉県生まれ。2006年『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ひさか さん

    メフィスト2018年VOL1、2に掲載された2編に書下ろし6編を加えて、2018年9月講談社から刊行。最初は、叙述トリックなるものに身構えて読み始めましたが、途中で、普通に読んで楽しめば良いんだと気づきました。「ちゃんと流す神様」が最も、面白かった。

  • NADIA さん

    「この本は叙述ミステリです」 叙述ミステリであることを最初にバラしておきながら、楽しませる自信があるとは似鳥さん、なかなかやるな(^^) で、やっぱりちゃんと騙されたし。コミカルな語り口と注釈は健在で、久しぶりの似鳥さんを楽しんだ。そして、お楽しみのあとがきはいつもよりパワーアップ。というより、あとがきがこの本の主役だ。一緒に借りた本がなければもう一度読み返したい。

  • 徒花 さん

    おもしろかった! タイトルのとおりで、すべての物語で「叙述トリック」が使われていることが明言されているミステリの連作短編集。いやいや、そもそも「叙述トリックが使われています」なんて最初に言っちゃっていいのか、と思いながら読み進めていくと、最後の最後でやっぱりどんでん返しがある。人の死なないライトなミステリーはあまり好きな方じゃないけれど、この本は本自体に仕掛けられたパズル要素が面白かったのでサクサク読めた。

  • R さん

    題名の通り、むしろ、作者からの挑戦状といっても過言ではない本でした。叙述トリックという、謎解き、ひっかけを潜り抜けるのが好きな人にはたまらない一冊であろうというところ。私は、物語を楽しんで、推理小説も、謎解きを探偵さんにしてもらってこそという感じなので、この本の真骨頂を味わうことはできなかったと思うのですけども、なんとなし、そういうひっかけだったのかというのを成る程と楽しみながら読みました。ただ、どこがそうなのかと頭使って読んでしまうので、物語を素直に楽しめないとも感じました。

  • うどん さん

    騙されると分かっていながら読んでいたのに見事に騙されましたー!

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似鳥鶏

1981年千葉県生まれ。2006年、『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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