「非正規大国」日本の雇用と労働

伍賀一道

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784406058254
ISBN 10 : 4406058257
フォーマット
出版社
発行年月
2014年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
362p;22

内容詳細

目次 : 序章 「非正規大国」日本の問題/ 第1章 雇用と働き方・働かせ方の今日的特徴/ 第2章 雇用形態の変転、リスク化する非正規雇用/ 第3章 間接雇用は働き方・働かせ方をどのように変えたか/ 第4章 正社員に広がる無限定な働き方、長期雇用の変容/ 第5章 雇用と働き方の劣化の歴史的背景と今日の要因―戦後史をふりかえって/ 第6章 雇用問題から見た生活保護/ 第7章 労働分野の規制緩和、「構造改革」政策批判/ 第8章 安倍政権の「雇用流動型労働改革」は何をもたらすか/ 終章 「非正規大国」日本の雇用と労働―これまでとこれから/ 補論 人材ビジネスと国際労働基準

【著者紹介】
伍賀一道 : 金沢大学名誉教授。1947年、岡山県生まれ。専門は社会政策論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • パフちゃん@かのん変更 さん

    小泉構造改革はグローバル化のもとに低価格競争が進みそれに打ち勝つために労働者保護を「改革」し大量リストラ、受け皿としての非正規雇用を推し進めた。安倍政権は同じ路線。もはや正社員までも成果主義で残業代は出さない。ジョブ型(限定型)正社員は働いている事業所が閉鎖されれば解雇となる。脱デフレと言って円安にしているが、企業はとっくに海外に工場を移しており輸出高は増えて行かない。製造業が海外に移ったため男性の働き口が減った。家計補助のパート主婦ならともかく、単身の非正規社員はワーキングプアを強いられている。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    非正規なら月8〜9万(11頁)というのはどの業界でも似たり寄ったりに思われた。私も交通費足さないとならない月があるほどだ。ここまで追い詰める経済は経済に値しようか。もしや学習支援業は呼び出し労働か(46頁)。必要な時だけ充当の季節労働者と化す。総務省データでは‘12年の非正規は38.2%(50頁表1−2)という四捨五入で4割。これで景気回復など不可能とわかる。物価高にも対応できない。単価上がらず、貯金が減る。’80年代より非正規雇用という用語誕生(238頁)。中曽根(97)の時からか。 

  • ゆう。 さん

    日本の雇用の現状を、非正規雇用の拡大をキーワードに研究した本です。日本の非正規雇用は4割にものぼる一方で、過労死に象徴される正規雇用の働き過ぎが社会問題になっています。これは、日本の新自由主義政策がすすめられてきた結果です。そして、半失業(見えない失業)を積極的に活用することで、顕在的失業を縮小することも意味しています。また、正規雇用改革である限定正社員は、解雇規制の緩和の突破口として位置づけられています。非正規雇用はワーキングプアを多く生み出し、貧困の世代間連鎖も生み出すと思いました。良書です。

  • 無識者 さん

    非正規雇用は「雇用調整」と「コスト削減」を実現する。又派遣社員はそれに加え「雇用者責任」をうやむやにする。非正規雇用の賃金が盛期に比べ低いがために、正規から非正規への置き換えが、コスト削減につながってしまう。同じ仕事をしても非正規であることを理由に、賃金に格差をつけることを是正する必要がある。

  • 無識者 さん

    2002~2007戦後最長の好況でしかも大企業の間で収益を上げていたのに・・・その間非正規雇用が拡大し、oecd諸国の間で高い貧困率を持つ日本・・レポート書くために買ったが、解り易く解説されていてよかった。

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