『資本論』を読む 講談社学術文庫

伊藤誠(経済学)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061597969
ISBN 10 : 4061597965
フォーマット
出版社
発行年月
2006年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,477p

内容詳細

経済学の最高の古典ともいえる『資本論』は、夥しい人々に読み継がれ、世界を大きく動かしてきた。マルクスは当時の社会の現状と人々の生活を見据え、資本主義経済の原理とその運動を体系的に分析した。本書では、厖大かつ難解な叙述の続くこの名著の講読を長年行ってきた著者が、エッセンスとなる章句を選び出し、懇切な解説を施し、その魅力と豊かな内容を引き出す。

目次 : 序 マルクスの思想と学問/ 第1巻 資本の生産過程(基本形態としての商品/ 貨幣の謎を解く/ 貨幣の働き ほか)/ 第2巻 資本の流通過程(資本は循環する/ 回転を速めたい/ 再生産の原則と国民所得)/ 第3巻 資本主義的生産の総過程(資本の競争と生産価格/ 市場価値と利潤率の変動/ 商業資本と商業利潤 ほか)

【著者紹介】
伊藤誠 : 1936年東京生まれ。東京大学経済学部卒業。東京大学名誉教授。國學院大學教授。日本学士院会員。専攻は理論経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 夜間飛行 さん

    「資本論」初心者である私にとって、現代社会と関連づけながらこの大著を紹介してくれる本書は有り難かった。私は幼いころ駒場にいたためゲバ学生とたびたび遭遇し、TVでは浅間山荘事件を見て育った。そこには怒号と暴力の記憶ばかり残っているが、本来の唯物史観は、働く人々が主体となって創造的な社会をめざす思想であるらしい。マルクスは資本が剰余価値を生む(つまり貨幣が自己増殖する)という信仰を物神崇拝と考え、そこに労働者への搾取があると言っている。これは昨今の新自由主義に比べ、ずっと人間を尊重した考え方ではないだろうか。

  • masabi さん

    資本論の入門書。資本論の解説のみならず、マルクスの誤りの修正や学説の批判、検討など一冊で多くのことを学べるようである。資本主義の原理を解明しようとした著作なので、内容も高度であり、十分な理解には至っていない。所々に現代にも通ずる視座があるように感じるのが、現在でも読み継がれる所以なのだろう。

  • 中年サラリーマン さん

    資本論は資本主義の先にある社会主義へ世の中を進めていくため資本主義というものの分析を徹底的に行った書。その分量は膨大。その資本論を一冊にまとめてしまおうというコンセプト。結構コンパクトにまとまっていてよいと思います。資本論はさすがに長くて無理って方はこの本でもいいのではないか。

  • 中島直人 さん

    ずっと積読本だった本。自分には難し過ぎてなかなか読み通すことは出来なかったが、「ぼくらの頭脳の鍛え方(立花隆、佐藤優)」にあがっていたのをみて再チャレンジし、ほぼ3年越しでやっと読了。マルクス理論の理論的な美しさと、現代性の一端をほんの少し知ることが出来た気がする。が、理解度は2割も無いので、何年かしたら再チャレンジしたい。

  • またの名 さん

    読めば資本論の全貌が一望できるが原文と比べてほとんど易しくなってない硬派な入門書。かえって資本論が怖くなった、ということもあり得るのではと疑念が頭をよぎる。実物はもちろん易しくないので結局は頭痛を押さえつつ学んでいくしかないのだろうけれど、ゼロから学ぶのにはお勧めできない。一度大著の難解さに返り討ちにされたくせに簡単な図説シリーズは遠慮したいという、変なプライドの持ち主(自分)にとっては良い。

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