伊藤詩織 (ジャーナリスト)

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伊藤詩織 (ジャーナリスト)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163907826
ISBN 10 : 4163907823
フォーマット
出版社
発行年月
2017年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
255p;19

内容詳細

尊敬していた人物からの、思いもよらない行為。
しかし、その事実を証明するには――密室、社会の受け入れ態勢、差し止められた逮捕状。
あらゆるところにブラックボックス≠ェあった。
司法がこれを裁けないなら、何かを変えなければならない。
レイプ被害にあったジャーナリストが、自ら被害者を取り巻く現状に迫る、圧倒的ノンフィクション。

「この本を読んで、あなたにも想像してほしい。いつ、どこで、私に起こったことが、あなたに、あるいはあなたの大切な人に降りかかってくるか、だれにも予測はできないのだ。」(「はじめに」より)

【著者紹介】
伊藤詩織 : 1989年生まれ。ジャーナリスト。フリーランスで、エコノミスト、アルジャジーラ、ロイターなど、主に海外メディアで映像ニュースやドキュメンタリーを発信する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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「魂の殺人」とも言われるレイプに対して、こ...

投稿日:2018/05/28 (月)

「魂の殺人」とも言われるレイプに対して、ここ日本はまだまだ甘い。 それだけでなく、被害者側に対する必要最低限の、初期の段階の救済の術すら整っていない。 「自分だけは絶対そんな目に遭うはずがない」− 性暴力とは、あまりにも予期しない相手から、突然襲われる不意打ちだからこそ逃げられない。 「重い」内容だからと見てみぬふりするのは簡単だけど、そ自分ごととしてこの本を手にとった時、その暴力の恐ろしさに身の毛がよだつ。

ツインぴるくる さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    以前から気になっていましたが、図書館の予約に出遅れて漸く読めました。一方の当事者の告発本なので、真偽は定かではありませんが、概ね真実のように感じました。もう一方の当事者、山口敬之氏にも安倍総理の太鼓持ち本『総理』ではなく、反論本を書くか罪を認め自首していただきたいと思います。本件も森友・加計事件と同様総理のお友達もみ消し事件なのかも知れません。週刊誌の記事では新潮社が先行しながら、本書が文藝春秋社刊なのが不思議です。メディアはどうでも良い不倫問題ではなく、深刻な性的被害を取り上げるべきだと思いますが・・・

  • 風眠 さん

    読みながら私は、ずっと怒っていた。怒りの言葉を吐き、時にバーカ!バーカ!と感情をむき出しにしていた。それはもう独り言とは言えないレベルで。自分を止められなかった。第三者である私が、こんなにも感情を乱し、怒りをコントロールできなくなってしまうのだから、被害に遭った伊藤詩織さんの心や体のダメージ等々は計り知れないだろう。なぜ被害者が責められて、犯人が擁護されるの?それなら法律も警察もいらないよね?被害者らしく振る舞えとか、合意の壁とか、本当に腹が立つ。私には何もできないことにも腹が立つ。この怒りを、忘れない。

  • コージー さん

    「片方の意見なので・・」などという方もいるが、「詩織さんの覚悟」の訴えがなければ、全てが無かったことにされていた。実名の告発には敬意しかない。起きたことを本人の立場から事実と気持ちを整理して綴られている。 今、他の事案も含め、有ったことが無かったことにされることが多すぎる。まずは、今回は、ベルボーイや運転手の証言、逮捕状が行使されたかった経緯と理由、etc.を、司法の場で隠さず出して欲しい。そして、「マスコミも覚悟」を持って追いかけ、公にし続けて欲しい。権力は常に隠したがるものだが、今は特に酷いのだから。

  • うどん さん

    すごい人だと思いました。行動を起こす勇気もすごいし、人柄もすごい。強い人だなー。尊敬します!

  • あっか さん

    読んでいてこんなに心が苦しくなる本はない…著者が受けた性的暴行の告発本(と表現しても良いものかどうか…)。当然のことながら本著は著者側のみの意見。故に中立の目で読もう…と思っても、疑惑や不信は明らか。女性や娘を持つ親なら読むべき、と思ったが、いやこれは男性もぜひ読んで知っておくべき、知識をつけておくべきだ。相手のバックには政治家のみならず国のトップまで見え隠れする中、ここまで戦っている彼女は勇敢と言うしかない。相手の言い分が全く見えないのが不気味。とにかく、レイプ被害に遭ったら開業婦人科でなく救急外来へ。

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