ゾンビ論 映画秘宝セレクション

伊東美和

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784800311382
ISBN 10 : 4800311381
フォーマット
出版社
発行年月
2017年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
207p;19

内容詳細

ゾンビとは何なのか?その淵源はどこなのか?一群の歩く死体によって世界は滅ぼされる。暗い想像力はなぜ圧倒的人気を誇るのか?ゾンビ映画血みどろの歴史を辿りながら、その魅力を縦横無尽に論じる!

目次 : 第1章 3本のゾンビ映画(『ゾンビ』/ 『サンゲリア』/ 『ゾンビ3』)/ 第2章 ゾンビ映画の源流(ゾンビ映画の流れ―『ホワイト・ゾンビ』から/ 『私はゾンビと歩いた!』/ 『ゾンビ伝説』/ 『地球最後の男』〜モダン・ゾンビの胎動/ 『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』)/ 第3章 ゾンビ、恐怖の淵源(ルチオ・フルチ考―果たして彼はゾンビ作家だったのか?/ 死体を玩ぶな子供たち)/ 終章 ゾンビ映画、ジャンルとしての終わり

【著者紹介】
伊東美和 : 特殊書店タコシェ店長

山崎圭司 : 70年生まれ。映画ライター

中原昌也 : 作家、ミュージシャン、映画評論、画家などマルチに活動。長編『あらゆる場所に花束が…』(新潮文庫)で三島由紀夫賞、短編集『名もなき孤児たちの墓』(文春文庫)で野間文芸新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • HANA さん

    ゾンビ映画についての評論集。今でこそ三大ダメ映画の一角を占めるゾンビであるが、(ちなみに残りの二つはサメと実写と思っております。)当時の社会に与えた影響は絶大なものである事がわかる。具体的に言うと『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』と『ゾンビ』だけど。ゾンビ映画の歴史に関しては先行する同著者の本であらかた押さえてはいたんだけど。改めて読むと教えられることが多い。『ゾンビ伝説』の裏話とか、ブードゥ・ゾンビの系譜とか。読んでいるともう一度、当時のゾンビ映画を見直したくなってくるなあ。特にルチオ・フルチとか。

  • Mayuzumi さん

    ロメロの『ゾンビ』(1978)を中心に纏められたダイジェスト的なゾンビ論である。人肉をお召しになる方々の御紹介にはじまり、ルチオ・フルチ、ブードゥ・ゾンビ、マニアな『ゾンビ3』までを手堅く包括する。興味深いのは、伊藤が人肉とブードゥの折衷作として論じている『サンゲリア』と、中原の退廃的な文体で語られる『ゾンビ』。映画は死者が生き返る理由を説明しない。故に、我々は死との対峙を余儀なくされる。病気ではない、彼らはただ死後の拡張を約束され、無邪気に蠕動しているだけだ。生物学の観念の顚倒を祝福するかのように。

  • ∃.狂茶党 さん

    興味深いのは、ルチオ・フルチ作品の考察である。 フルチ作品について真面目に語る文章は、それだけで嬉しい。 現在、糖尿病が洒落にならない段階に達している、中原昌也は、非常に美しい文章を書いてる。 バトル・アクション、ゲーム的な希望のある、あるいは空虚なゾンビ映画に対し、絶望を突きつけてくる失われたゾンビ映画の話。 それは確かにそうなのだ、戦って勝てるのであれば、本当に恐ろしいわけはなく、ゾンビ映画は、高揚や希望などではなく無力感を与えねばならない。 求められるのは絶望であり、底なしの暗がりだ。

  • Dash-Checker さん

    コンパクトながら映画と民間伝承のゾンビをうまくまとめていて手堅い作り。ナイトオブザリビングデッドとサンゲリアへの愛が強い。入手困難なので文庫化してほしい

  • vaudou さん

    ゾンビとは何か?なぜ人々はゾンビを恐れるのか?これらの根源的な問いに対する答えは、結句ロメロの『ナイト・オブ・リビング・デッド』及び『ゾンビ』に集約されているのだと思った。あと『ルチオ・フルチ考』は初めて知る事実も多く、目から鱗が落ちた。

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