死神の浮力

伊坂幸太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163823003
ISBN 10 : 416382300X
フォーマット
出版社
発行年月
2013年07月
日本
追加情報
:
436p;20

内容詳細

100万部突破のベストセラー『死神の精度』から8年---
ついに、あの死神が帰ってくる!!


一年前、一人の少女が殺された。
犯人として逮捕されたのは近所に住む二十七歳の男性、本城崇。
彼は証拠不十分により一審で無罪判決を受けるが、被害者の両親・山野辺夫妻は本城が犯人だということを知っていた---。
人生をかけて娘の仇を討つ決心をした山野辺夫妻の前に、死神の千葉が現れる。


担当編集者より
7日のあいだ対象の人間を観察し、「可」か「見送り」を判定。「可」の場合8日目にその人間の死を見届ける……。人間界でひっそりとこんな仕事をしている死神たちの存在を、みなさん覚えていますでしょうか? ベストセラー『死神の精度』から8年。多くの人に愛された死神の「千葉」が、長編で帰ってきました! 今回は冒頭の一部を除いてすべて書き下ろし。彼のちょっとテンポのずれた会話と、誠実な仕事ぶりをたっぷりお楽しみください。


〔伊坂幸太郎〕
1971年、千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。
2000年、『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、作家デビュー。2004年、『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。2008年、『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞を受賞。近著に『夜の国のクーパー』『残り全部バケーション』『ガソリン生活』など。





【著者紹介】
伊坂幸太郎 : 1971年、千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年、『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、作家デビュー。2004年、『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。2008年、『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • サム・ミイラ さん

    結論から言えば、この死神シリーズは短編のほうが良いと思う。もっともこれは二作目だが。最愛の我が子を殺害された夫婦の復讐追跡行。犯人との壮絶な闘いと駆け引き。だがこれに千葉が加わることで暗い展開一辺倒にはならず飄々と時にユーモアも交え勧善懲悪。最後まで読ませる作品だった。ただ前作のように人それぞれの生き方や死を、幾つもの人生を紡ぐような物語ではなかったのが残念だった。次作はぜひ短編でお願いしたいと思う。

  • にいにい さん

    伊坂幸太郎さんの「死」を掘り下げた作品。死神の話だから当然?でも、千葉さんの真面目な仕事ぶりが誘う面白さがサイコパスや復讐を越え、好感持てるラストに収まる。「人間は、動物の中で唯一、死を知る存在」「人は必ず死ぬがそれを見ないようにしている」パスカルのパンセや渡辺一夫さんの引用を用い、死、平和と争いの話も考えさせられる。山野辺父の「先に見てくるからな」が秀逸。還元セールの伏線回収が見事!浮力への好感、瀉血、自転車も最高。エピローグも。良本に出逢える嬉しさは、日々を摘む糧になる。「精度」も読んでみよう!!

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    見送りと可でこういうオチに持ってくるとは。長編でも千葉さんが面白かった

  • れみ さん

    死神・千葉のシリーズ2作目、今回は長編。娘を殺した犯人と対決しようとする夫婦と千葉が行動を共にする1週間のお話。語り手が主に千葉ではなく千葉が調査する相手の山野辺で物語の雰囲気もサラッとはしないせいか、サクサク軽い読み心地というわけにはいかなかったけど、緊張感や千葉の相変わらず変な受け答えを楽しみながら読みました。とくに参勤交代を語る千葉が好き。現代が舞台じゃないお話も興味あるけど、それだと時代小説になっちゃうのかな(^_^;)

  • 文庫フリーク@灯れ松明の火 さん

    「菜摘の勝ちだ」「おまえって、誰だっけ」「名前、何だった?」山野辺のセリフに快哉をあげたのは私だけでは無いはず。愛娘を殺害し、さらにその両親の心を踏みにじった上で汚名を着せ、嘲笑うことで自分の名前を相手に刻み込むことが快楽のサイコパス・本城の澄まし顔の崩壊する様子が見えるようだ。そして本城担当の死神・香川から20年の寿命を保障される本城。どんな結末が待っているのか、伏線がどれほど張りめぐらされ、ドミノ倒しのように次々と回収されるのか。加えて死神・千葉のズレっぷりに惹かれて睡眠時間度外視の、一気読み→

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伊坂幸太郎

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。04年『アヒルの鴨とコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、短編「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞(短編部門)、08年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞・第

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