ガソリン生活

伊坂幸太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022510624
ISBN 10 : 4022510625
フォーマット
出版社
発行年月
2013年03月
日本
追加情報
:
413p;20

内容詳細

大学生の良夫は愛車デミオに偶然女優の翠を乗せるが、翌日翠は事故死。望月一家を巻き込み謎は広がって・・・。物語の語り手は車。車たちのおしゃべりが全編にさんざめく、チャーミングで愛すべき長編ミステリー。朝日新聞の好評連載ついに単行本化。

【著者紹介】
伊坂幸太郎 : 1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。著書に『アヒルと鴨のコインロッカー』(吉川英治文学新人賞)、『ゴールデンスランバー』(山本周五郎賞/本屋大賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
 面白い1冊。  作品の中に、別の作品の...

投稿日:2013/08/13 (火)

 面白い1冊。  作品の中に、別の作品の登場人物もチラッと入ってくるところ(特に物語には直線関係はない)は長年読んでいる人には面白いかもしれない・・・

fumi さん | 神奈川県 | 不明

0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • yu さん

    しびれるねぇ。相変わらずどこかブラックな要素や皮肉が随所に散りばめられているのに、くすっと思わせる読了感。亨=加藤清四郎くんなイメージが離れなかった。由紀夫くんファミリーも元気そうで何より。相変わらずお父さん4人と仲良くしてるんだ!とちょっとほのぼのしてみたり。子供だろうと大人だろうと、狡い人間や信じられないぐらい悪い人間がいたりするけれど、因果応報ってヤツはあるんだね〜と思わせてくれる。必要悪とは言わないが、暗黙の了解的な雰囲気で、人によっては嫌悪感を抱くかもしれない。でも、私はこの世界観が大好きだ。

  • ヴェネツィア さん

    仙台近郊の地名が頻出する、いたってローカルな舞台設定だ。仙台およびその周辺に住んでいる、もしくは故郷を持つ人たちには親近感がわくことだろう。もっとも、こうした手法は古くからあって、例えば近松門左衛門の世話浄瑠璃などは大坂の町の名や橋の名が多用されていた。さて、本書はプロット自体はさほど起伏に富む訳でもなく、また意外性にも乏しいと言わざるを得ない。にもかかわらず、読んでいて楽しいのは、ひとえに車(緑色のデミオたち)を主人公に据え、語り手としたことの故にあるだろう。ことにエピローグはなかなかに気が利いている。

  • にいにい さん

    久々の伊坂幸太郎さん。面白い設定で、楽しく読める一冊。車に心が有れば、こんな感じで話してるのかな?自転車とは会話が成り立たなかったり、人間に語りかけることも出来なかったり、意思はあれど行動できないのもいいかな。全体のストーリーは、途中で予測できるけど、楽しめた。オー!ファーザーの家族も出てきたし。 青信号ばかりと思っている人間の理不尽さが前面に。いろんな人がいて、人生いろいろあることを肝に免じて、信号に注視して人生を運転しようと思える一冊。細見氏、玉田氏がカッコイイ!

  • ミカママ さん

    ややこれは!w 小説界広しと言えども、クルマの一人称によるミステリー及び家族小説は珍しいのでは?伊坂さんのクルマラブが、とってもよく伝わってきた。クルマ同士の会話が、さもありなんという感じで可愛らしい。日本の車種に詳しくない私はついついネットで画像を検索してしまいましたが、デミオってマツダなのねぇ。望月家のキャラも最高、ハートウォーミングな家族物語。軽快な中にも、イジメ問題や世間の覗き見根性(よってマスコミがのさばる)なんていう、恐らくは伊坂さんのメッセージなども織り込まれていて、楽しい作品でした。

  • れみ さん

    主人公の緑のデミオ(緑デミ)が持ち主とともに事件に遭遇するお話。色は緑じゃなく赤だけどデミオに乗っているので気になってました。わくわく・はらはらして読んでいて楽しかったし、相変わらず伏線の張り方が見事だし、最後は前の車(←これもデミオ(^_^;))を手放した時のことを思い出してきゅんとして泣けました。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

伊坂幸太郎

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。04年『アヒルの鴨とコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、短編「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞(短編部門)、08年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞・第

プロフィール詳細へ

伊坂幸太郎に関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品