日本世間噺大系 新潮文庫

伊丹十三

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101167350
ISBN 10 : 4101167354
フォーマット
出版社
発行年月
2005年07月
日本
追加情報
:
16cm,397p

内容詳細

夫必読の生理座談会、読んだらキッチンに立ちたくなるプレーン・オムレツの作り方、ちょっと恐ろしくて背筋も伸びる整体師の話、天皇が隣のオジサンに見えてくる八瀬童子の座談会…etc。思わず膝を乗り出す世間噺を集大成。エッセイスト伊丹十三がどこかで見聞きした、あまりにもリアルで身につまされる味わい深いエッセイも多数収録。こんなに面白い話、聞いたことありますか。

目次 : 走る男/ 盲人/ 黄色い潜水服/ まぼろし芸術家/ 肋骨/ 鯉コク/ ハンカチ/ プ/ 背骨の問題〔ほか〕

【著者紹介】
伊丹十三 : 1933(昭和8)年映画監督伊丹万作の長男として京都に生まれる。映画俳優、デザイナー、エッセイスト、後に映画監督。TV番組、TVCMの名作にも数多く関わり、精神分析がテーマの雑誌「モノンクル」の編集長も務めた。翻訳者としての仕事もあり、料理の腕も一級だった。映画「お葬式」発表以降は映画監督が本業に。数々のヒット作を送り出した後、’97(平成9)年12月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    面白かったです。役に立つような立たないような世間噺の数々。何処かで見聞きしたような座談会やリアルで味わい深いエッセイが満載でした。なかなか聴くことのない噺ばかりで笑えます。

  • penguin-blue さん

    とにかく話題の幅が広く、身近な話から皇室、女性の生理の話まで。話の出だしから、落ちがどこへ行くのか想像できず、どこまで聞いた話でどこまでが創作なのかも判然としない。適当な話のようで、今に通じる警句や皮肉を含んでいるものもあり、この役に立つんだかたたないんだかわからないところがミソなのかと思う。「プ」「新幹線にて」「クソ水」「骨」あたりが印象に残ったが、次読むとまた印象が違うかも。作者の才気を随所に感じるものの、その人生の閉じ方を知っているせいかその鋭さゆえに自分を傷つけていたのではと思ってしまう。

  • 瓜坊 さん

    芸術家は辛いものを食べないといけない、懐石は苦手で折詰は好き、女性の快感と熱いシャワーの快感の類似…前半はエッセイのような小説のような文章。後半は農家、塩職人、人妻、様々な人を取材した会話風の文章。語り手の口調がそのままで訛りがいい。ルポルタージュのようで、戯曲のようでもある。虚々実々な話で根拠や事実が気になるけれど、そもそも世間噺。根拠は人生の経験。全体的に、開放的な自由を謳歌することとそれによる弊害、伝統的な秩序への懐古とその煩わしさ、両面の狭間にいる「戦後」という時間が濃密に漂ってる。

  • 奏市 さん

    エッセイ、ショートショートから始まって途中からタイトル通り色んな業界とかの世間話的な文体、裏話みたいな内容になっていて独特だった。著者の事は映画監督としてしか知らなかったが、俳優、著述、デザイン等やってマルチな人だったよう。外で読んでたんで『芸術家』は笑い堪えるのに必死。先生から「一体芸術家ほど辛い物を好む」と言われ、泣きながら辛いニンニク、キムチを食べる話。ミュンヘンにドイツ博物館って近代技術の成果集めたやたらでかい体験型博物館があるのか。車でも機関車でも「本物じゃなくて動かないってのは恥なんだよ」

  • Cinejazz さん

    伊丹十三さん(1933-1997)の溢れんばかりの知性と教養がほとばしる、縦横無尽、問答無用、自由奔放、奇想天外、一刀両断の世間噺がてんこ盛りのエッセイ集31篇。 映画監督・伊丹十三氏の早逝が惜しまれる。

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