三好長慶

今谷明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784863669024
ISBN 10 : 486366902X
フォーマット
出版社
発行年月
2013年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
331p;22

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読書メーターレビュー

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  • はるわか さん

    戦国時代が終わった頃は、三好長慶は戦国武将の中でも名将の代表格であり、時代の変革者であった。松平忠明(家康孫)は、徳川将軍家の時代の始まりは織田信長ではなく、三好長慶を嚆矢と認識。江戸時代前期の日本人は、足利将軍を滅ぼし、信長・秀吉・家康の三人の天下人に先んじた人物として三好長慶を認識。しかし、こうした評価は江戸時代中期以降に変化、「常山紀談」に重臣松永久秀が将軍と主君を殺害し、奈良の大仏を焼いたとの批判的な逸話が創作され、三好氏は事実ではない虚構を交えて語られるようになった。

  • なつきネコ さん

    先週の土曜に三好長慶武者行列に参加したので、大阪府民で歴史好きでもあまり知らなかったので新鮮だった。細川家の内乱に成り上がり、足利義輝を追い出すなど強権を使う。混乱の畿内の中心にいるのはスゴい。阿波に本拠地に持つために材木で金を回した経済力を高めていたり、三好家そのものの家格上昇に成功。このあたりだけでも近代的大名。しかも、文化的にも日本キリシタン史の必須な人物でもある。惜しむらくは私が足利、細川家など畿内の混乱に無知だから、理解できない箇所がある。三好長慶という人物を知りたくなった。

  • hoiminsakura さん

    大変勉強になった。この本の前に三好長慶の総論的な本を読んでいたので、前半は割とすらすら頭に入ってきた。第四章の「宗教」で、禅宗との関わり、そして特に「三好長慶とキリシタン」は、本人との関係というより、当時の仏教界の対応が詳しく書かれていて興味深かった。第五章「教養」では茶の湯と連歌。茶の湯については「三好粉引」(三井記念美術館蔵)に関係が見出せるとのこと。実休の戦死の報がもたらされた際の連歌での振る舞いは有名だが、公卿たちが武士の連歌や芸能に参加するようになったのは長慶の時代が皮切りだった。偉大さを理解。

  • S.ISO さん

    養子縁組を用いた有力武家の取り込み、連歌・茶の湯などによる公家衆との親交策など、三好長慶を知れば知るほど、織田信長や豊臣秀吉は三好長慶を参考にして、天下統一を目指したんじゃないかなと思えてくる。あと千利休と同い年で、親密な関係にあったのでは?という話も興味深かった。

  • 相馬 さん

    どちらかというと、一般向けか。読みやすくてまあまあ。ある程度の知識が溜まったので、改めて「室町幕府解体の研究」などを読み直してみると色々興味深いだろう。

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今谷明

1942年京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得。文学博士。日本中世史専攻。横浜市立大学教授、国際日本文化研究センター教授を経て都留文科大学学長、現在、国際日本文化研究センター名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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