光の塔 ちくま文庫

今日泊亜蘭

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480434418
ISBN 10 : 4480434410
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
464p;15

内容詳細

宇宙軍医官の水原は火星から帰航中に謎の閃光と遭遇する。一方地球ではあらゆる電気が一斉に機能を停止する“絶電現象”が起きていた。ふたつの現象に関連を見出した水原と宇宙省の人々は調査をはじめるが、事態は「光」を操る謎の侵略者による人類への壮絶な攻撃に発展するのだった。緻密な構成と魅力的な登場人物で圧倒的な面白さを誇る、日本SFの記念碑的傑作。

【著者紹介】
今日泊亜蘭 : 1910年、東京生まれ。戦前は上智大学付属の外国語学校やアテネ・フランセなどで諸外国語を学び、翻訳など文筆業に携わる。戦後、佐藤春夫の推薦により「桜田門」でデビュー、58年「河太郎帰化」で直木賞候補。「おめがクラブ」「宇宙塵」などのSF同人に最初期から参加し、長年にわたってSF・幻想小説の執筆を続けた。2008年、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • keroppi さん

    日本SFの記念碑的傑作、国産長編SFの第1号と言われる本作。「インディペンデンスデイ」のような侵略ものかと思いきや、とんでもない展開へ。科学的な説明も色々あり、火星人も出てきたり、懐かしい昭和の風景もあったり。それでいて、主人公の家庭環境が色々とややこしかったり。なかなか楽しい一冊だった。

  • けいちゃっぷ さん

    読む前はどうせ説教くさい内容じゃないかなと身構えたものですが、すみませんでした。 序盤はいささか取っ付きにくかったけど、面白さが加速。 なぜ正体不明の侵略者は問答無用で壮絶な攻撃をするのか・・・。 読み応え十分なエンタメで冒険SF。 面白かった。 460ページ

  • かわうそ さん

    今なお古びた印象のないSF的設定の論理構築やエンタテイメント性の高さと、ちょい古めで独特な言い回しのアンバランスが今読むとかえって新鮮で面白かった。

  • てら さん

    55年前「日本初の長編SF小説」として上梓された歴史的作品。読み始めて感嘆、読み進んで感嘆、読み終えて感嘆。江戸・明治から戦前の薫りを維持しながら、当時(1962年)最新のSFまで取り入れている。文体はこの作家にしか書けない破天荒なもので、それなのに抜群に面白い。正統派でありながら正調に堕することもなく、奇天烈でも鬼面人を驚かせて終わりではない。2017年にちくま文庫から復刊されたことを心から喜びたいと思います。今日泊亜蘭(まだ亡くなって10年も経っていない)に拍手。

  • カエル子 さん

    【自分で一万円選書E】いわた書店で買ってきた6/12冊目。今日泊亜蘭なるキラキラネームが怪しい…と思いつつ、帯にある“エンタテインメント全部盛り”の文字に魅了されて購入。解説に記されていた著者ペンネームの由来を読んで仰け反る(笑)。そして1962年の作品であったことを知り、震える。50年以上前に書かれた数百年後(だいたい)を描いた未来の地球存亡をかけた闘いの物語。しかも敵は……。SFはもちろん、痴情のもつれだの友情だの人情物語もあって、本当に全部盛りでした。お腹いっぱい。

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