Opus 完全版

今敏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784835456836
ISBN 10 : 4835456831
フォーマット
出版社
発売日
2019年07月25日
日本
追加情報
:
369p;21

内容詳細

早逝した天才アニメ作家・今 敏の未完の大作を《完全版》で復刊!
長編アニメ映画化の企画も進行中!

◆隔週誌「コミックガイズ」で、1995〜96年にかけて連載された長編漫画『OPUS』。アニメに専念するようになる直前の時期に書かれた、「漫画家としての今 敏」の集大成であり、後年の映画で追及される「現実と虚構」のテーマの出発点ともなった作品ですが、掲載誌の休刊にともない未完のまま終わりました。
しかし、2010年の作者急逝の後に “幻の最終回” の原稿が発見され、徳間書店より上・下巻で単行本が刊行されました。このたび、単行本の巻末に今監督の全作品を手掛けたプロデューサー・丸山正雄氏のインタビューなど新規要素も併録し、1冊に合本した《完全版》を上梓します。重厚な質感で生まれ変わった本書をぜひお手元に!

◆連載漫画『Resonance』の佳境を迎えた漫画家・永井力は、悩んだ末に主人公リンの死をもって物語を締めくくることとした。だが、原稿用紙の奥から姿を現したリンにその原稿を奪われ、力自身もみずからの描いた漫画の世界へと引きずり込まれてしまう。
そこで出会ったヒロイン サトコとともに、自分の考えた設定に翻弄されながらも謎の超能力者「仮面」と戦う力。作者にあらがう登場人物たち。やがて力にとっての現実世界と作中世界の境界線が崩れてゆく中で、力は「作者は作中世界の神たりうるのか」を自問するのだった---。

☆☆☆本書の特長☆☆☆
◇雑誌にも発表されることなく、作者の没後に発見された “幻の最終回” も含めた《完全版》!
◇巻末には今監督の全作品の制作に携わったプロデューサー 丸山正雄氏のインタビューや、監督夫人である今京子氏の作品コメンタリーなども併録予定。

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • kei-zu さん

    漫画家が自分の描いた漫画(SFアクション)の中に入って、登場人物たちと出口(解決策)を捜す。メタフィクションは大好物なのでワクワクしながら展開を楽しみました。著者の今敏は、後に「パーフェクト・ブルー」「パプリカ」などのアニメを監督するほどなので、立体的な場面構成が素晴らしい。意図的なものと思ったラストの意外な展開と筆致は、巻末に収録の制作背景を知ってびっくり。早逝が惜しまれる。

  • kenitirokikuti さん

    この2019.7に復刊ドットコムから復刊。帯に「アニメ化企画進行中」あるけど、マジですか??

  • ぱ隹越九朗 さん

    漫画のキャラクターが、作中での自分の死に抵抗し、現実世界の作者のもとから原稿を奪い去る。それにあわせるように作者もまた作中世界に潜り込んでしまう。想定していたラインから外れてしまうストーリーを作者はどうにかできるのか……。登場人物たちが現実と虚構の世界を行き来し、その作る/作られる関係のバランスが崩れてなだれ込む最終話のラストに唖然。その後に掲載されているOPUS自体の制作話が作中のオチと絡む仕掛けになっていたことでさらにド肝を抜かれる。面白かった……

  • 亜済公 さん

    良質なメタフィクション

  • おりひら さん

    現実と虚構が入り乱れていく。後の今敏監督のアニメ作品通じるものを見る。目くるめく展開に一気に読んでしまった。掲載誌が悪かったんだろうけど、他の雑誌で続けられなかったかと思いつつも「パーフェクトブルー」の事を思うと、なんとも。幻の最終話が完成してない状態なのが、かえってそれっぽくなっている皮肉。アニメ化を進めていると言うので、現実化するといいなぁ。

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人物・団体紹介

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今敏

1963年10月12日、北海道生まれ。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科在学中の1984年に『虜―とりこ―』で第10回ちばてつや賞最優秀新人賞を受賞。翌年、第11回ちばてつや賞の佳作となった『カーヴ』により「ヤングマガジン」誌上でデビュー。本書収録の短編を発表したのち、大学卒業後の1990年

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