虚談

京極夏彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041057223
ISBN 10 : 4041057221
フォーマット
出版社
発行年月
2018年02月
日本
追加情報
:
312p;20

内容詳細

ああ。取り返しがつかない――。現実と虚構をめぐる謎(ミステリー)!

元デザイナーで小説家、一部の人からは”ナッちゃん”と呼ばれている「僕」は、
記憶力が良く、人からよく相談を受ける。

ある日、高校の同級生の大垣から会いたいとのメールが来た。
神楽坂の居酒屋で落ち合うと、大垣は奇妙な話を始める。
昔付き合っていて、火事に遭った末に自殺したキヨミという女の子が、「いつも台所にいる」というのだ。
しかし大垣の話は、わずかに食い違っている。どこまでが妄想で、どこまでが真実なのか――。(「レシピ」)

虚実のはざまに垣間見える戦慄。全9編。


【著者紹介】
京極夏彦 : 小説家・意匠家。1963年北海道生まれ。94年、妖怪小説『姑獲鳥の夏』で小説家デビュー。『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞、『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、『後巷説百物語』で第130回直木賞、『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞、『遠野物語remix』「えほん遠野物語」シリーズなどにより平成28年遠野文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    京極夏彦は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、京極夏彦らしい虚談的幽霊譚連作短編集でした。全て嘘の話ですが、ディテールの詳細まで拘っているので、妙にリアリティがあります。オススメは『クラス』&『リアル』です。

  • 紅はこべ さん

    怪談を語るのに、嘘だとか、信じるも信じないもあなた次第みたいなこと言うのは、興醒めな気がする。女の幽霊が出るのが殆ど台所というのは何なんだ。「シノビ」で寒川さんが本題に入る前に、忍者について蘊蓄を披露し合うのが京極さんらしい。友人の話と前置する時は、大抵その人自身の話というのは、周知の事実。怖かったのは「クラス」だな。語り手や聞き手がみんなおかしい。「ムエン」の人の目的は何?

  • ケイ さん

    半ばまでいってから、ようやくタイトルの意味がすとんと腑に落ちる。すらすら読めるし、嫌味がないのだが、私が京極先生に求めるものとはちと違う。「関口くん、不思議なものなどないのだよ」というスタンスが好きで、妖しの世界に片足踏み入れたくはないのだよなあ、嘘だとしても。

  • takaC さん

    どこまでが嘘でどこからが真実なんだろう。いや、そもそもそんな区別に意味があるのだろうか。

  • nuit@積読消化中 さん

    タイトルの通り虚談?!どこまでが現実でどこが嘘か?いや、全てが嘘かもしれないし、実話かもしれない。でもそんなのはどうでもよいほど引きこまれるお話ばかり。京極さんらしい淡々とした会話のやり取りや一人称語りが私は好きです。

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人物・団体紹介

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京極夏彦

1963年北海道生まれ。1994年『姑獲鳥の夏』でデビュー。1996年、『魍魎の匣』(講談社ノベルス)にて第四九回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。1997年、『嗤う伊右衛門』(中央公論社)にて第二五回泉鏡花文学賞を受賞。2003年、『覘き小平次』(中央公論新社)で第一六回山本周五郎賞を受賞。200

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