書楼弔堂 破曉

京極夏彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087715408
ISBN 10 : 408771540X
フォーマット
出版社
発行年月
2013年11月
日本
追加情報
:
498p;20

内容詳細

明治二十年代の半ば、雑木林と荒れ地ばかりの東京の外れにて、日々無為に過ごしていた高遠は異様な書舗(ほんや)と巡りあう。店の名は、書楼弔堂(しょろうとむらいどう)。
古今東西の書物が集められたその店には、最後の浮世絵師月岡芳年から書生時代の泉鏡花まで、迷える者達が〈探書〉に訪れる。
変わりゆく時代の相克の中で、本と人の繋がりを編み直す、書店シリーズ、第一弾!

【著者紹介】
京極夏彦 : 世界妖怪協会、全日本妖怪推進委員会肝煎。古典遊戯研究会紙舞会員。お化け大學校・水木しげる学部教授。1963年北海道小樽市出身。1994年『姑獲鳥の夏』刊行。1996年『魍魎の匣』第四九回日本推理作家協会賞長編部門受賞。1997年『嗤う伊右衛門』第二五回泉鏡花賞受賞。2003年『覘き小平次』第一六回山本周五郎賞受賞。2004年『後巷説百物語』第一三〇回直木三十五賞受賞。2011年『西巷説百物語』第二四回柴田錬三郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 勇波 さん

    「どのような本をご所望ですか」はい、今回の決め台詞です。。巷説の百鬼夜行の真ん中の時代の物語になるのかな。「ないものをあるとしなければ、私共は立ち行きません」などの京極節が随所に散りばめられてます。続巻が出るのであれば気長に待ちたい。この本は電子書籍ではなく四六判で読むのがお勧めです★

  • tama さん

    図書館本 予約したがそれほど待たなかった 初登場の古書店 まだ明治の元勲達が存命の頃 「方便」いやー、いいリズムですねぇ!まるで江戸落語の巧いのを聴いてるみたい。作者の突っ込みもいいところに入るし。「未完」なんと!この方はお祖父様でしたか!ひょっとしたら彼は店も引き継いだのか?この先、これまでの作品にどうつながってゆくのかかなり楽しみ。

  • 文庫フリーク@灯れ松明の火 さん

    明治20年代の帝都。病の療養地になる程の田舎に街灯台の如き3階建ての外見。きっちり閉じられた板戸の軒に下がった簾(すだれ)に貼られた半紙には墨痕鮮やかな「弔」の文字。店内は昏く、一定の間隔で燈された蝋燭。袈裟を脱いだ僧侶のような無地無染の白い着物の店主は「相応しい読者と書物を引き合わせることが供養と心得まする。その人の一冊と、その本の一人を巡り合わせるために、私はこの店を営っております」と語る、ここは古書店・書楼弔堂。自らを省みるに段ボールに詰め、積み重ねた多量の書は正しく死蔵。私より予程その価値を識る→

  • みっちゃん さん

    時は明治、「本屋は墓場、売るのが供養」書舗の名は弔堂。自分の為だけの1冊と巡り会う為に訪れるお客が豪華絢爛。若き日の泉鏡花、べらんめえ口調のかの歴史の立役者、えっ!?幕末に刑死したはずでは?のあの人物等々。そしてこの店の主こそ、作者その人に思えました。古今東西の学識に長じ、その文化論、歴史観、人生観の講義を楽しみながら受けさせて頂きました。恐ろしくも悲しくて美しく、目が離せなくなる表紙画に纏わる【臨終】が一番印象に残っています。

  • ハイランド さん

    雰囲気はいい、というか作者は相変わらず時代の空気を描くのがうまい。話自体は、落とし話のような感じだわ。ああ京極堂シリーズの続きが読みたい。

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人物・団体紹介

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京極夏彦

1963年北海道生まれ。1994年『姑獲鳥の夏』でデビュー。1996年、『魍魎の匣』(講談社ノベルス)にて第四九回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。1997年、『嗤う伊右衛門』(中央公論社)にて第二五回泉鏡花文学賞を受賞。2003年、『覘き小平次』(中央公論新社)で第一六回山本周五郎賞を受賞。200

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