文庫版 百器徒然袋 風 講談社文庫

京極夏彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062758628
ISBN 10 : 4062758628
フォーマット
出版社
発行年月
2007年10月
日本
追加情報
:
15cm,834p

内容詳細

調査も捜査も推理もしない、天下無敵の薔薇十字探偵、榎木津礼二郎。過去の事件がきっかけで榎木津の“下僕”となった「僕」は、そのせいで別の事件にも巻き込まれてしまう。探偵を陥れようと、張り巡らされた罠。それに対し、榎木津の破天荒な振る舞いが炸烈する!「五徳猫」「雲外鏡」「面霊気」の三篇を収録。

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ちょろこ さん

    榎木津ワールド、の一冊。今作も榎木津ワールド一色の世界。ますます榎木津探偵の魅力にハマってしまった。今回は巧妙に仕掛けられた罠にどう立ち向かうのか、これまた榎木津探偵はもちろん下僕ズを含めて随所に笑いあり、スカッと爽快ありで満足。多々良センセイとの迷惑のかけ方の違いを分析している中禅寺に妙に納得し、下僕の本島くんの、毎回果てしないマイナス思考と共に榎木津ワールドの渦に巻き込まれていくのも面白い。益田さんたちの下僕ズ トークが前回よりもツボだったな。薔薇十字探偵メンバーあっての京極堂、面白い。

  • 優希 さん

    百鬼夜行シリーズのサイドストーリー第2弾。相変わらず痛快な探偵小説ですね。榎さんと愉快な下僕たちのドタバタに秋彦さんの悪ノリが楽しい。猫に鏡に呪いの面といったガジェットの事件に巻き込まれる「僕」こと本島が気の毒でもありますが。榎さんを陥れようとする罠があちこちに見えるのに、あまりの破天荒な振る舞いには敵なし。そして変人だの阿呆だの言われながらも下僕になるのは榎さんが愛すべきキャラだからだと改めて感じます。最後に本島の名前が出たことでこのシリーズは終わりかなとも思うのですが、どうなのでしょうか。

  • レアル さん

    天下無敵の「薔薇十字探偵団」が活躍する3つの中編のストーリー。分厚さを感じさせない面白さ。純粋に面白い。破天荒過ぎる榎さんがここでも大暴れ。そしてどんな事件でも傍若無人ながら一気に解決する痛快なお話ばかり。本編よりライトで読みやすいし。。榎さんを堪能した!

  • bookkeeper さん

    ★★★★☆ 再読。調査も推理もしない榎木津探偵の事件簿。敵がいかに奸計を巡らせて状況の打開が難しそうに思えても、それは私たち有象無象のせせこましい思考故に行き詰まっているだけのこと。わははははっと高らかに笑いながら彼が登場するや、事件の謎などはただ粉砕・殲滅するのみなのだ。薔薇十字団の一味が、何の打ち合わせも無くヘンな芝居を始めると「来た来たー」とテンションが上がります。こっそり肩を震わせて笑ったりする京極堂とか、本編ではまず見られないお茶目さ。「解らなくても解決だけはするみたいだから。解んないけど」

  • よむよむ さん

    <再読>自分を神と呼び、調査も捜査も推理もしない破天荒な探偵、榎木津礼二郎の雨に続いての中編集。ひどい言いようだが、良く言えば子供のように思いついたことをそのまま行動に移し、意外と優しいところもあるように思う。直接関わりがなければこんな面白い人はいないが、関われば下僕とされいつの間にか事件に巻き込まれるはた迷惑な人である。その榎木津を陥れようとした人がいたから大変だ。収録された三篇ではもちろん犯人はこてんぱんに伸される。榎木津に喧嘩を売るなんて怖いもの知らず過ぎるだろう。おかげで思いっきり笑わせてもらった

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

京極夏彦

1963年北海道生まれ。1994年『姑獲鳥の夏』でデビュー。1996年、『魍魎の匣』(講談社ノベルス)にて第四九回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。1997年、『嗤う伊右衛門』(中央公論社)にて第二五回泉鏡花文学賞を受賞。2003年、『覘き小平次』(中央公論新社)で第一六回山本周五郎賞を受賞。200

プロフィール詳細へ

京極夏彦に関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品