前巷説百物語 角川文庫

京極夏彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784043620074
ISBN 10 : 4043620071
フォーマット
出版社
発行年月
2009年12月
日本
追加情報
:
15cm,737p

商品説明

これが百物語の始まりでございます……シリーズ最初の物語、遂に登場!

江戸末期。双六売りの又市は損料屋「ゑんま屋」にひょんな事から流れ着く。この店は表はれっきとし物貸業、しかし「損を埋める」裏の仕事も請け負っていた……若き又市が江戸に仕掛ける、百物語はじまりの物語。

内容詳細

理由あって上方から江戸へ流れてきた双六売りの又市は、根岸の損料屋「ゑんま屋」の手伝いをすることに。この店はれっきとした貸物業、しかし裏では、決して埋まらぬ大損を大金と引き替えに仕掛けであがなう…という稼業を営んでいた。渡世仲間らと共に、若き又市が江戸に仕掛ける妖怪からくりの数々。だがついに、とてつもない強敵が又市らの前に立ちふさがる。やるせなさが胸を打つシリーズ第4弾、百物語はじまりの物語。

【著者紹介】
京極夏彦 : 小説家、意匠家。1963年北海道生まれ。94年、かねてよりアイデアを温めていた妖怪小説『姑獲鳥の夏』で小説家デビュー。『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞、『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、『後巷説百物語』で第130回直木賞を受賞。様々なジャンルで読者を魅了し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 勇波 さん

    又市がまだ「御行したてまつれない」時の話です。今年読んだ小説の中で一番入り込めました。前作から続く百物語で語られる圧倒的な闇に対し、又市をはじめとする全ての登場人物の個性が相対する様は凄まじ過ぎます。ただただ圧倒的されます。。京極堂とは違ってこのシリーズは読後いつもなんだか哀しい気持ちになりますね。。

  • 優希 さん

    百物語はここから始まったと言ってもいいでしょう。若かった頃の又市の物語。双六売りの又市から御行の又市へと変わっていくのはある意味運命だったのかもしれません。色々な意味において始まりが多く、だから現在に至ったのかと思われました。最初の物語なので、今までの登場人物は出てきません。妖怪の香りの前の人間の香りがまだ残る又市の活躍を楽しみました。

  • sk4 さん

    時は江戸時代、普段は布団とか衣装とかを貸してるレンタルショップが、困ったトラブルもよろずお助けしやすよ、という裏稼業も扱う、損料屋『ゑびす屋』のメンバーになった小股くぐりの又市を中心に、あたかも怪異の出来事かのように見せかけてトラブルを収めるその仕事ぶりと、最後は正体の知れない祇右衛門(ぎえもん)との、ゑびす屋存亡をかけた戦いまでを描いた、痛快時代アクション小説。命の軽い江戸において、誰も殺さずに事を丸めたいと常々考えている又市。仲間からは青臭いと嗤われながら、仲間の信頼を得ていく。面白かった。

  • Yuna Ioki☆ さん

    900-103-21 読メ登録900冊目。時系列としては「前」→「巷説」→「続」→「後」またいっつぁんが江戸に出て半人前から一人前&御行姿のスタイルになるまでの物語。全ては奴を退治する為だったのか。死者より生者の方が怖い。ちらっと語られる山崎の人生が悲しすぎる。。。

  • 眠る山猫屋 さん

    山崎さ〜ん(泣) せつない、切ない、せつない。又さんの過去。仲間たちとの出会い、そして別れ。人死にを避けようと必死に知恵を絞りながら、それでも大切な人たちを失ってゆく又さん。せつない、切ない、せつない。

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人物・団体紹介

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京極夏彦

1963年北海道生まれ。1994年『姑獲鳥の夏』でデビュー。1996年、『魍魎の匣』(講談社ノベルス)にて第四九回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。1997年、『嗤う伊右衛門』(中央公論社)にて第二五回泉鏡花文学賞を受賞。2003年、『覘き小平次』(中央公論新社)で第一六回山本周五郎賞を受賞。200

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