ヒトごろし

京極夏彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784103396123
ISBN 10 : 4103396121
フォーマット
出版社
発行年月
2018年01月
日本
追加情報
:
1088;20

内容詳細

殺す。殺す殺す。ころしてやる――。新選組の闇に切り込む禁断の異聞! 人々に鬼と恐れられた新選組の副長・土方歳三。幼き日、目にしたある光景がその後の運命を大きく狂わせる。胸に蠢く黒い衝動に駆られ、人でなしとして生きる道の先には? 激動の幕末で暗躍し、血に塗れた最凶の男が今蘇る。京極夏彦史上、衝撃度No.1! 大ボリュームで贈る、圧巻の本格歴史小説の誕生。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    京極夏彦は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。久々の弁当箱本(しかも大型、1083頁、約1s)、完読しました。人外のヒトごろし、殺人狂の土方歳三です。もっと京極夏彦ワールドが炸裂すると思いきや、意外と史実に忠実で真っ当な土方歳三伝でした。新撰組を美化した作品や必要以上に蔑んだ作品に比べると実態に近いのではないでしょうか?但し、沖田総司原理主義者には激怒されるかも知れません。

  • いつでも母さん さん

    ここまで最初から『人殺し』を謳った土方歳三を私は知らない。京極夏彦が描く土方が、どうにも私の思う土方像とマッチするから、1000頁を超える大作も気にならない。多少くどく間延びするところもあったが、こんな土方を欲していたのだと思う。新選組や幕末維新等お好きな方ならぐいぐい読むのではなかろうか。史実(どこまでが真実かは解らないが)の裏にこんな男がいたって不思議は無い。大満足で天晴れ!京極夏彦だった。

  • Die-Go さん

    図書館本。新選組副長土方歳三は子どもの頃に観たある光景によってその生涯を大きく変えられることとなった。   土方歳三をヒトごろしを好む人外のものとして捉えた本作は今までの土方歳三像を大きく変えるとまではいかないものの、新たな視点を与えてくれた。新選組の歴史を如何に忠実に守りつつ、オリジナリティを出すかと言うところに著者の苦労が窺える。★★★★☆

  • ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中 さん

    人殺し大好き、人でなしとして土方歳三を解釈し、新選組の軌跡を驚きの視点で構築した、京極版新選組物語。目的が人殺しでも、筋が通った歳三の言動はかっこよく思えるし、自分が出来ないことを簡単に成し遂げる彼は周囲にも魅力的に映っただろう。カリスマの危険性、人の数だけ正しさがあること、戦争の罪の所在不明さ…哲学書のようなはっとさせられる感じもある。 とりあえず藤堂果てしなくうざく沖田はきもく山南さんかわいそう( ˊᵕˋ)そしてやっぱり冗長な印象。俺は人でなしだ〜云々のくだり長いよー。以下同文、とかにしてほしい。

  • 茜 さん

    刀で人殺しがしたいが為に生きる土方歳三。そして人殺しが罪にならぬように己の地位を上げる為に策を弄する。いやはや、ぞっとする程筋が通っている。人殺しは人殺しでも本書では「刀」で人を殺す事に執着していた様子が伺われます。史実はどうであったかは定かではありません。wikipediaによれば「絞殺」もしていたりするので真実は兎も角として剣術は相当な腕であったようですから刀で斬った方が数は多いでしょう。ぶ厚かったけれど新しい土方歳三像が読めたのは面白かったです。

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人物・団体紹介

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京極夏彦

1963年北海道生まれ。1994年『姑獲鳥の夏』でデビュー。1996年、『魍魎の匣』(講談社ノベルス)にて第四九回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。1997年、『嗤う伊右衛門』(中央公論社)にて第二五回泉鏡花文学賞を受賞。2003年、『覘き小平次』(中央公論新社)で第一六回山本周五郎賞を受賞。200

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