えほん遠野物語 おしらさま

京極夏彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784811324791
ISBN 10 : 481132479X
フォーマット
出版社
発行年月
2018年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
27

内容詳細

岩手県遠野の人・佐々木喜善が故郷で見聞きした怪異の物語を、柳田国男が書きのこした名著『遠野物語』。京極夏彦による新たな語りと、未分化の闇をはらんだ絵が一体となり、初の本格絵本シリーズとして現代によみがえる!豊かな伝承にいろどられた山や川や里の、そこかしこにひそむ不思議な世界は、ときに妖しく、ときには謎と驚きに満ちて、百年の時をこえて、私たちの心をふるわせる。

【著者紹介】
柳田国男 : 1875年、兵庫県生まれ。1900年、東京帝国大学法科大学卒。農商務省に入り、法制局参事官、貴族院書記官長などを歴任。35年、民間伝承の会(のち日本民俗学会)を創始し、雑誌「民間伝承」を刊行、日本民俗学の基礎を確立。51年、文化勲章受章。62年、没

京極夏彦 : 1963年生まれ。北海道小樽市出身。世界妖怪協会、お化け友の会・代表代行。古典遊戯研究会紙舞会員。お化け大學校・水木しげる学部教授。1994年『姑獲鳥の夏』でデビュー。1996年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞長編部門、1997年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花賞受賞。2000年桑沢賞受賞。2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞受賞。2004年『後巷説百物語』で直木賞受賞。2011年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞受賞。2016年『遠野物語remix』『遠野物語拾遺retold』『えほん遠野物語』などの実績で遠野文化賞受賞

伊野孝行 : イラストレーター。1971年生まれ。三重県津市出身。東洋大学卒業。セツ・モードセミナー卒業。東京イラストレーターズ・ソサエティ会員。2013年講談社出版文化賞さし絵賞受賞。2015年紙芝居『ごん助じいさまとえんま大王』(作:わしおとしこ)で高橋五山賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    京極夏彦の『えほん遠野物語シリーズ』を読み続けています。 第二期第二弾は、『おしらさま』、『おしらさま』って知らないけど何と思いながら読みました。白馬と女性と蚕、中々理解できませんが、怖い世界です。 https://www.choubunsha.com/special/tohno/

  • ままこ さん

    とにかくモフッと巨大なカイコガの装画。異種間恋愛の伝承から生まれたおしらさま。養蚕の神様だとは知っていたが他にも色んなことを教えてくれるとは知らなかった。神様は御利益も与えてくれるけど畏れ多いというのが改めてわかる遠野物語。【日本の夏は、やっぱり怪談〈和洋折衷〉】

  • アキ さん

    京極夏彦の「えほん遠野物語」第二期の絵本。伊野孝行:絵。養蚕の神のおしらさまは、桑の木で作られた神像として祀られている。男神は馬の頭に作られていたりする。なぜか。それには理由がある。昔、娘が馬を慕って結婚した。怒った父親が馬を桑の木に吊るして殺した。娘は天に昇った。そして娘と馬はおしらさまになった。地上に遣わした虫が蚕である。蚕は馬の首の形をしている。蚕から養蚕が始まった。いろいろなおしらさまがいろいろな暮らしの中にいる。遠野のおしらさまとはそういう神様である。

  • NAO さん

    遠野地方で信奉されたおしらさまとは蚕のことだが、気難しく、禁止事項が多かった。だから、中にはその禁止をうるさがってわざと禁止されていることをしたり邪険に扱う者もいたが、必ずしっぺ返しがあったという。蚕の扱いは難しく、養蚕は大変な作業だったらしい。本当にいやになって投げ出したくなることも再三あったろう。それでも蚕を育てないことには食べていけない。蚕をおしらさまと神格化したのは、育て方が難しいということだけでなく、一家にとって大切なものだったから。おしらさま伝承は、遠野の人々のカイコへの強い執着でもある。

  • tama さん

    図書館本 京極シリーズ これも絵がとにかくいい。最初の見開きの二体のおしら様像なんか最高。本当にこんな感じなんだよ。そして娘が綺麗。絵はNHK「オトナの一休さん」描いてる人でNHKでのアニメによく書いておられる、一見諸星大二郎的人物造形やる人。本の真ん中辺りの見開きのイタコも凄いし、もっとあとの「口が曲がった」も最高。なんか画風のネタには事欠かないという感じです。おススメ!!

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人物・団体紹介

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京極夏彦

1963年北海道生まれ。1994年『姑獲鳥の夏』でデビュー。1996年、『魍魎の匣』(講談社ノベルス)にて第四九回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。1997年、『嗤う伊右衛門』(中央公論社)にて第二五回泉鏡花文学賞を受賞。2003年、『覘き小平次』(中央公論新社)で第一六回山本周五郎賞を受賞。200

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