えほん遠野物語 おいぬさま

京極夏彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784811324807
ISBN 10 : 4811324803
フォーマット
出版社
発行年月
2018年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
27

内容詳細

岩手県遠野の人・佐々木喜善が故郷で見聞きした怪異の物語を、柳田国男が書きのこした名著『遠野物語』。京極夏彦による新たな語りと、未分化の闇をはらんだ絵が一体となり、初の本格絵本シリーズとして現代によみがえる!初の本格絵本シリーズとして現代によみがえる!豊かな伝承にいろどられた山や川や里の、そこかしこにひそむ不思議な世界は、ときに妖しく、ときには謎と響きに満ちて、百年の時をこえて、私たちの心をふるわせる。

【著者紹介】
柳田国男 : 1875年、兵庫県生まれ。1900年、東京帝国大学法科大学卒。農商務省に入り、法制局参事官、貴族院書記官長などを歴任。35年、民間伝承の会(のち日本民俗学会)を創始し、雑誌「民間伝承」を刊行、日本民俗学の基礎を確立。51年、文化勲章受章。62年、没

京極夏彦 : 1963年生まれ。北海道小樽市出身。世界妖怪協会、お化け友の会・代表代行。古典遊戯研究会紙舞会員。お化け大學校・水木しげる学部教授。1994年『姑獲鳥の夏』でデビュー。1996年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞長編部門、1997年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花賞受賞。2000年桑沢賞受賞。2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞受賞。2004年『後巷説百物語』で直木賞受賞。201年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞受賞。2016年『遠野物語remix』『遠野物語拾遺retold』『えほん遠野物語』などの実績で遠野文化賞受賞

中野真典絵 : 兵庫県小野市生まれ。大阪芸術大学卒業。保育士勤務を経て、作家活動に入る。京都・大阪・東京を中心に精力的に展覧会を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    京極夏彦の『えほん遠野物語シリーズ』を読み続けています。 ようやく第二期の刊行が開始しました。第一弾は、オドロオドロしい狼(おいぬさま)の物語です。おいぬさまの絵も怖いですが、途中で登場する老人の顔の方が怖いと思います。野生の狼が飼い馴らされて犬になったような気がしますが・・・逆なのかなぁ? https://www.choubunsha.com/special/tohno/

  • ままこ さん

    『おいぬさま』の正体はまさに畏怖すべき存在。。淡々とした中に重みを感じる京極さんの〈文〉と不気味で迫力ある中野さんの〈絵〉で描かれた遠野物語。大勢のおいぬさま達は今はどこにいるのだろうか…。彼らの遠吠えは決して真似してはいけない。

  • アキ さん

    京極夏彦「えほん遠野物語」第二期。中野真典・絵。お犬様とは、狼のこと。その昔遠野の山野にはお犬様がたくさん棲み、遠吠えも、唸り声もするが、姿は見えなかった。たまに姿を見せると大きさは、生まれたての馬ほどあり、200か300ほどの大群で襲ってきた。人間が火を燃やし防ごうとしても、軽く飛び越え、馬を食い殺した。ある日何百というお犬様の群れが北へと向かった。その日を境に遠野のお犬様は姿を消したという。

  • NAO さん

    【戌年に犬の本】京極夏彦の文による『遠野物語』の絵本。おいぬさまとは、狼のこと。おいぬさまはとんでもなく大胆で、とほうもなく賢く、群れになって狙った獲物を確実にものにする。だが、おいぬさまはある日忽然と遠野から消え去ってしまう。日本の元風景である遠野を去ったおいぬさまは、どこに行ったのだろう。日本にはもはや自分たちが住む場所はないと悟ったのだろうか。おいぬさまとは、=神様のことなのだろうと思った。

  • さつき さん

    迫力のある絵に圧倒されます。いやー!怖いです。小学校の下校時に、どこからか現れた犬が向かって来て恐怖を覚えたことを思い出しました。飛びかかろうとしたり、追いかけて来たりで泣きそうになりました。犬でも怖いんだから、狼が大挙してきたら…考えたくないですね。狼が昔は日本にもいたなんて、今では想像もできません。

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人物・団体紹介

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京極夏彦

1963年北海道生まれ。1994年『姑獲鳥の夏』でデビュー。1996年、『魍魎の匣』(講談社ノベルス)にて第四九回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。1997年、『嗤う伊右衛門』(中央公論社)にて第二五回泉鏡花文学賞を受賞。2003年、『覘き小平次』(中央公論新社)で第一六回山本周五郎賞を受賞。200

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