逆説の日本史 アイヌ民族と幕府崩壊の謎 17 江戸成熟編 小学館文庫

井沢元彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094060553
ISBN 10 : 4094060553
フォーマット
出版社
発行年月
2014年06月
日本
追加情報
:
480p;15

内容詳細

幕末に燎原の火の如く盛り上がった尊皇攘夷思想の源流ともいえる国学思想の成立、天保の改革に挑んだ幕府が「祖法大事」と変革の波に乗り遅れていくさま…幕府崩壊の遠因となった愚劣な政治に迫る!

目次 : 第1章 北方世界の歴史・アイヌ民族のルーツと展開編―松前藩の卑劣な手口と幕府の無策を暴く!(古代史最大の問題!「エミシ」と「エゾ」は同一か/ 奥州藤原四代のミイラ調査が挑んだ「エミシ」と「エゾ」の難問 ほか)/ 第2章 幕末維新への胎動1・国学の成立と展開編―明治維新の精神的支柱となった四大人の思想(『古事記』研究で大和心「もののあはれ」を感得した本居宣長の功績/ 宣長の「宗教」が一人の売国奴も出ない「幕末の奇跡」を生んだ ほか)/ 第3章 幕末維新への胎動2・幕府外交と天保の改革編―社会を混乱させた頑迷な「祖法大事」政治(ロシア使節の「交易要求」を拒絶した幕閣の「祖法大事」/ なぜ徳川幕府は「愚劣な外交」でロシアを激怒させたのか ほか)/ 第4章 幕末維新への胎動3・ユートピアとしての江戸編―なぜ、日本の道路舗装率は今でも低いのか?(歴史教科書では教えてくれないペリー来航「黒船ショック」の本質/ いち早く近代化した日本の道路舗装率が中国、韓国、タイより低い理由 ほか)

【著者紹介】
井沢元彦 : 作家。1954年名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒。TBS報道局在籍中の80年『猿丸幻視行』で第二六回江戸川乱歩賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    この巻は幕末とはいいながらも江戸時代の思想などについての話や改革についての評価を行っています。まあ今までにはない評価ということが逆説ということなのでしょう。また黒船の評価についても、今までとは異なる観点からかかれていますが、やはりその対応の幕府のあり方というのはかなり精緻に分析しているのでしょう。お台場を作らせたりしているので。

  • ソラ さん

    今回は江戸時代後半。アイヌ文化に関しては知らないことばかりで興味深かった。固定概念を持ち、それを狂信的に保持し続けるってのは本当に怖いな。特にそれが上に立つとね。フレキシブルでありたい。

  • ころこ さん

    久しぶりの井沢元彦ですが、この間、随分と歴史の本の読み方が変わりました。この先を読むにあたって近代とは何かという問いをせずに、ただ出来事だけ追っても中途半端に読むことになっていましたので、文章の向こう側に何が映っているのか、かなり自覚的に読んでいきたいと思います。第2章では、平田篤胤の再評価を行っています。宣長に対して篤胤の態度がプロテスタントや地動説のような新解釈であったことを、日本の近代化や神道の大衆化には肯定的な再評価をしています。他方で明治以後の国家神道との関係は「決して直結しない」と否定はするも

  • デビっちん さん

    明治維新断行の背後にあった「宣長神学」、教科書には記載されていない「黒船ショック」の本質に大興奮の内容でした。安全度100%から危険度100%への転落は、なんとフリ幅が多いことでしょう。光輝く強烈なメリットがあるときは、一方でその前提条件が変われば、一気にデメリットが表出するということは忘れてはなりません。メリットだけでなく、それが180度反転した場面、その転換となる前提条件が変わる可能性にも目を向ける感性を身につけたいと強く感じた巻でした。

  • RASCAL さん

    井沢さんのこのシリーズも、もう17巻ですね。相変わらずクドいと思える部分もありながら、それも含めて面白く読ませていただいています。天保の改革、確かに学校ではそう習いました。朱子学が極東にもたらした害悪、底知れないですね。いつの世も、エリートってのはろくなことをしない。

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人物・団体紹介

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井沢元彦

作家。1954年、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。TBS報道局(政治部)の記者時代に、『猿丸幻視行』(講談社)で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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