プロ野球もうひとつの攻防 「選手vsフロント」の現場 角川SSC新書

井昆重慶

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784047315990
ISBN 10 : 4047315990
フォーマット
出版社
発行年月
2013年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
207p;18

内容詳細

オリックス球団代表が記すフロント業務の実際。「ドラフト」「トレード」「契約更改」「MLB移籍」「外国人選手獲得」「戦力外通告」などに直接かかわった著者が、それらの現場で起こる「攻防」をイチロー、長谷川滋利、田口壮ら選手、そして仰木彬監督などとのやりとりを交えながら具体的に記す。例えば、史上初の200本安打を放ったイチローの年俸が800万円から一気に1億円になる過程で行われた事前交渉の内容や、MLB移籍を熱望する長谷川とのやりとり、ドラフト会議前日に行われる球団内の会議の様子など、実際の内容を示すことでプロ野球界をより深く紹介していく。

目次 : 第1章 選手vsフロントの攻防―契約更改・MLB移籍・外国人選手らとの交渉現場(契約更改と年俸決定のメカニズム/ MLB移籍を望む選手たち ほか)/ 第2章 チーム編成に関する攻防―スカウト会議・トレード・監督招聘の現場(新人選手獲得へのスカウト活動/ トレードによる即戦力選手の補強 ほか)/ 第3章 球団経営をめぐる攻防―無駄の削除・観客増員・優勝の収支の考察(古き慣習の打破と観客動員策/ 優勝すれば収入は増えるか)/ 第4章 プロ野球界の改革―進むべき8つの道の提言(一軍40人枠+ファームの実現―選手契約の改革/ 「二軍」と「独立リーグ」の一元化 ほか)

【著者紹介】
井箟重慶 : 1935年3月15日生まれ。岐阜県出身。上智大学外国語学部を経て、59年丸善石油入社。会社員の業務を行いながら上智大学野球部監督を務め、69年からは丸善石油野球部マネジャー。77年米国丸善石油(現米国コスモ石油)に出向し、88年副社長で退社。オリックス球団の創設に伴う幹部一般公募に応募し、89年に球団常務として入団。翌90年球団代表就任。95年阪神淡路大震災の年に初優勝、96年日本一を成し遂げる。2000年シーズン終了後に球団代表を辞し、01年球団顧問、02年退団(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Kaz さん

    知っているようでほとんど知らないプロ野球フロントの話。激変していった90年代のプロ野球。「あの時はそういうことがあったのか」という内容が盛りだくさんで楽しめました。そういえば、グリーンスタジアム神戸には、何度も足を運んだなあ。

  • あらあらら さん

    球界の裏話よかったです。イチローのおかげで成功者としてやれてるんだろう。しかし、今のオリックスはどこに向かってるんだろうか

  • 百鉄 さん

    映像・書籍を問わず、プロ野球を扱った作品は数多くある。しかし、そのほとんどが選手に焦点を当てた物である。本書のように球団フロントに焦点を当てた物は、珍しいように思う。僕が長年疑問に思っていた「年俸に総額予算があるか?」「優勝したら収入は増えるのか?」という疑問も解決した。他にも普段知る事の無い、契約更改やドラフト会議や監督人事の裏側を知れて興味深かった。選手は良い意味でも悪い意味でも子供であり、フロントは良い意味でも悪い意味でも大人なのだと思う。

  • シロー さん

    元オリックス球団代表、井箟さんの著書。五十歳にして米国丸善石油副社長の椅子を捨ててまでプロ野球界に身を投じただけあって野球への愛情とパ・リーグへの誇りが伝わる。こういう人にこそコミッショナーになってもらえば良いと思うのだが某オーナーの目が黒いうちは無理だろうなぁ…

  • くりのすけ さん

    プロ野球のフロントの業務内容が整理されて書かれておりわかりやすかった。説明も丁寧であり、野球に興味がなくても理解できるであろう。特に、どのように契約更改が行なわれているのかについてはなるほどと思った。イチローや長谷川、田口とオリックス黄金期を支えた人物についても、垣間見れる一冊だった。

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