ダークツーリズム 悲しみの記憶を巡る旅 幻冬舎新書

井出明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344985070
ISBN 10 : 4344985079
フォーマット
出版社
発行年月
2018年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
井出明 ,  
追加情報
:
237p;18

内容詳細

人類の悲劇を巡る旅「ダークツーリズム」が世界的に人気だ。どんな地域にも戦争、災害、病気、差別、公害といった負の側面があるが、日本では、悲しみの地を気軽に観光することへの抵抗が強い。しかし、本当の悲劇は、歴史そのものが忘れ去られることなのだ。小樽、オホーツク、西表島、熊本、栃木・群馬などの代表的な日本のダークツーリズムポイントを旅のテクニックとともに紹介。未知なる旅を始めるための一冊。

著者について
観光学者。
金沢大学国際基幹教育院准教授。
近畿大学助教授、首都大学東京准教授、追手門学院大学教授などを経て現職。
1968年長野県生まれ。
京都大学経済学部卒、同大学院法学研究科修士課程修了、
同大学院情報学研究科博士後期課程指導認定退学。
博士(情報学)
社会情報学とダークツーリズムの手法を用いて、東日本大震災後の観光の現状と復興に関する研究を行う。共著に「観光とまちづくり―地域を活かす新しい視点」(古今書院)他。


【著者紹介】
井出明 : 観光学者。金沢大学国際基幹教育院准教授。近畿大学助教授、首都大学東京准教授、追手門学院大学教授などを経て現職。1968年長野県生まれ。京都大学経済学部卒、同大学院法学研究科修士課程修了、同大学院情報学研究科博士後期課程指導認定退学。博士(情報学)。社会情報学とダークツーリズムの手法を用いて、東日本大震災後の観光の現状と復興に関する研究を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • hatayan さん

    ダークツーリズムとは、戦争や災害をはじめとする悲劇の場を訪ね記憶を確かにする手段として90年代に登場した概念。日本では3.11以降東浩紀氏らが福島第一原発の観光地化を提案して広く知られるようになりました。事例として、北海道(稚内、サロマ湖岸、知床)、長野(戸倉上山田温泉、松代大本営)、熊本(水俣、三井三池)、栃木・群馬(渡良瀬川遊水池、足尾鉱山)やインドネシア、韓国、ベトナムなどをレポート。場を移る旅人の立場だからこそ、複数の視点から集めた情報を再構成して体系的に歴史を考えることができるのではとします。

  • おいしゃん さん

    現地に住む人々と、観光的見地からの開発計画の、ギャップの難しさを痛感。。。

  • メタボン さん

    ☆☆☆★ 通常の観光旅行より、本書で定義するようなダークツーリズムのように、テーマを決めた旅行の方が印象深い。現に、私も、広島、長崎、三陸、網走の「戦争・災害の遺構」を巡った記憶は強く刻まれている。戦没学生画の美術館、水俣、知覧は訪れてみたいと思っている。

  • レコバ さん

    復興ツーリズム的な考え方との感情論的な軋轢を除けばダークツーリズム意義や有用性は自明な為かその点に関する記載は少なめ、大半は旅行ガイド風の体裁で各地のバックグラウンドと楽しみ方を伝えている。アクセスという意味だけでなく、下調べが不要となるようなインフラ整備はまだ発展途上といった感じ。本論とはそれるが「大学も地域も観光に頼るようになったら終わりだ」というの台詞と筆者がダークツーリズムに活路を見出した点をかけ合わせるとすごく人間臭さを感じて面白い。

  • リキヨシオ さん

    ダークツーリズム…戦争や災害をはじめとする人類の悲しみの記憶を巡る旅。小樽、網走、熊本、西表島、栃木、群馬、韓国、インドネシアなど著者自ら体験したダークツーリズムを紹介した1冊。どの地域にもある歴史上の負の遺産…そこには被害と同時に加害の歴史も存在する。自ら負の歴史を語るのは難しい上に、負の遺産を観光資源にする事を不謹慎だと考える人もいたりするが、ダークツーリズムは歴史上の記憶を正しく客観的に継承してこの先同じ悲劇を繰り返させない為にとても重要だと思う。著者おススメダークツーリズムは網走監獄とのこと。

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