the TEAM 集英社文庫

井上夢人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087463958
ISBN 10 : 4087463958
フォーマット
出版社
発行年月
2009年01月
日本
追加情報
:
16cm,397p

商品説明

悩みを解決していたのは、霊視ではなく…!?
人気〈霊導師〉の能城あや子。実は、スタッフが収集する情報で、霊視しているかのように装っているのだ。彼女の正体を暴こうと、週刊誌の記者が調査に乗り出すが…。痛快連作集!(解説/榎本正樹)

内容詳細

黒いサングラスをかけた派手な衣装のおばさん。この人こそ、今をときめく、霊導師・能城あや子。テレビ番組の人気コーナーを持ち、個別の相談は30分8万円にもかかわらず、5カ月待ちという盛況ぶり。悩みをぴたっと言い当て、さらに奥深くにある真実を探り当てる。恐るべし霊視の力…ではなく、実は彼女のバックには、最強、最高の調査チームがついていたのだ。弱きを救い、悪を討つ。爽快・痛快連作短編集。

【著者紹介】
井上夢人 : 1950年生まれ。徳山諄一氏と岡嶋二人を結成し、82年『焦茶色のパステル』で第28回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。89年にコンビ解消後次々と作品を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • takaC さん

    満悦。愉悦。喜悦。

  • ❁かな❁ さん

    久々で井上夢人さん読みました!とっても読みやすく面白かった♫人気霊導士の能代あや子。そのあや子をそれぞれの能力を活かしバックアップする3人の連作短編集。悩みを抱えて相談に来た人々をアナログな方法やハイテクを駆使しチーム力で救っていく!各章悩みを聞き、謎を解き解決していく読みきり短編でドラマ化しやすそう♪テンポ良く読み進められるお話だけど、どのエピソードも根底には家族のドラマがあり、それが深みを増しすごくいい!ラストも鮮やかでカッコ良く寂しさもあるけど素敵☆どこかで活躍しててほしいな♡気持ち良く爽快な物語!

  • ううち さん

    再読。以前読んだ時とはインターネット事情もだいぶ変わってきていますが、悠美ちゃんのハッキングは改めて読んでも面白い。草壁さんの潜入?シーンはRPGゲームみたいな描写で楽しかった。最近、続くのかな?と思わせる作品が多いけど、これは引き際もさっくりと潔く、読後感も良いです。チームのみんなが今はどうしてるのかとても気になりますけどね…。

  • しんたろー さん

    井上さん2冊目は、霊媒師・あや子と仲間たちが繰り広げる連作短編が8つ。あや子を支える草壁、悠美、鳴滝の三人と、あや子を追いかけるルポライター・稲野辺の4人の視点で描かれる各編は佳作『ラバー・ソウル』とは全く趣の違う「クライムノベルズ」と言えるものだが、陰惨な犯罪を行う訳ではなく、軽快痛快な話や余韻ある人情劇など織り交ぜて楽しませてくれた。犯罪なのに結果的に人助けになっているのが気持ち好く、各話のキレも良い。未だにドラマ化されていないのが不思議なくらい、キャラが立っていて映像向きの面白い内容だと思う。

  • nobby さん

    うん、分かりやすく面白く痛快に読める連作短編。ただ、“井上夢人”のイメージ強く読むとアッサリで、ちょっと肩透かしかも…カリスマ霊導師の正体は罐ビール片手に霊を全否定するおばさん(笑)それを犯罪行いつつ支えるチームワークは絶妙!キレイに50頁程度で並ぶ各話とも、家族でしんみりや重い事柄も語りながら軒並みTrueエンドに導くのは心地よい。個性豊かなチーム+αな面々の順に描いての2周、完璧主義での結末は潔くてまさに「潮合」「陽炎」お見事!予定調和にむけてのハラハラドキドキ楽しんだ僕も間違いなく幸せもらった一人♬

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