井上ひさしと考える日本の農業

井上ひさし

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784259518523
ISBN 10 : 4259518526
フォーマット
出版社
発行年月
2013年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
236p;19

内容詳細

TPPで大きく揺れる日本の農業や食…私たちにとって何が大切なのか、一緒に考えてみませんか?日本の農や食、TPPを考えるため絶好の書。

目次 : 第1章 コメと日本人は切り離せない(蓄えなくしてまともな国家といえますか/ 競争原理と地球/ コメと人と地球/ おコメのすばらしさ/ 愚者の一心 コメの話/ 愚者の一心 コメの話(承前)/ 第2章 自由化と農業を考える(なぜ、私はコメの自由化に反対するか/ 対談 いま問い直す何のための自由化か(ジェームス・パーカー×井上ひさし)/ 食文化の核 コメこそ「保護する」となぜ明言できないのか/ 大きな視野でコメの話/ 日本人よ、今こそコメを食べよ)/ 第3章 わたしたちにできること(それからの「吉里吉里国」/ 都市の責任農村の責任/ 対談 食べ物に対する誇りを(山下惣一×井上ひさし)/ ボローニャに学ぶ問題意識をもたないと、行政お政治家も動かない)

【著者紹介】
井上ひさし : 1934(昭和9)年11月、山形県東置賜郡小松町(現・川西町)に生まれる。64年、児童文学者の山本護久氏と共同執筆したNHKの連続人形劇『ひょっこりひょうたん島』が5年間にわたって放映され、国民的人気番組となる。69年、戯曲『日本人のへそ』で演劇界にデビュー。72年には、戯曲『道元の冒険』で岸田戯曲賞と芸術選奨新人賞を、小説『手鎖心中』で直木賞を受賞。その後も『吉里吉里人』をはじめ、発表された小説・戯曲で文学・演劇の各賞を受賞。83年に自作の戯曲のみを上演する劇団こまつ座を創立

山下惣一著 : 1936(昭和11)年5月、佐賀県唐津市に生まれる。農作業のかたわら、自らの暮らしに根ざした小説や農業問題をテーマにしたルポを数多く発表する。生産者の視点から鋭い提言を続ける。69年『海鳴り』で第13回農民文学賞、79年には『減反神社』で第27回地上文学賞を受賞。アジア農民交流センター、TPPに反対する人々の運動の共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 壱萬弐仟縁 さん

    「農村社会の高齢化、過疎化はますます進む傾向ですが、 活力ある社会とは、いろいろな世代や職業の人が、手をつないで、 一緒に生活する社会」(1988年初出、13頁)。 バブル経済になる頃の指摘であることに価値があり、 再読しても変化のない現状を嘆くしかない。 「文化にかんしては絶対に人に押しつけをしたりしてはいけない」(1991年、55頁)。 微妙なのは文化でもある教育。 これを権力で強要するのはいかがなのか、と思える。 「コメを作っていたのでは食えない」(1992年、90頁)。 これは、自己矛盾である。 

  • 虎ボルタ さん

    読み物として、面白かった。農業と言っても、ほぼコメに力点が置かれてます。「井上さん、あなた農家でもないのに…」と思ってたら、最後の方で自ら触れられてましたね。元の文章が、大分昔のものだなあというのが少し気になった。

  • シンドバッド さん

    井上ひさしの考えに、ブレは無いものの、時事としては、古い。

  • Masaaki Inoue さん

    ひさしさん、ありがとう。 頑張って田んぼ作業しよ!って気になりますワ。 農業は文化であります。文化はきちんと発信しないと廃れます。

  • shiozy さん

    農業に目覚めた頃、それは今から20年ほど前のことだが、「現代農業」という月刊誌を愛読していた。その中で、山下惣一という優れた農業家でありかつ農民文学者に出会った。彼の農にたいする姿勢を崇拝した。その山下が、井上ひさしの農に関する論考を編集したのがこの本だ。尊敬する山下が選んだだけあって、井上ひさしの慧眼が光る。10年〜20年前の文章であるのに、今の状況を的確に捉えている。素晴らしきかな井上ひさしだ。

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人物・団体紹介

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井上ひさし

1934(昭和9)年11月16日‐2010(平成22)年4月9日、享年75。山形県出身。1972年『手鎖心中』で第67回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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