島原の乱とキリシタン 敗者の日本史

五野井隆史

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784642064606
ISBN 10 : 4642064605
フォーマット
出版社
発行年月
2014年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20

内容詳細

江戸幕府に一大衝撃を与えた百姓の蜂起、キリシタン一揆と喧伝された島原の乱。彼らはなぜ蜂起し敗れたか。島原・天草の宣教の実態や原城跡発掘成果から一揆の背景と経過をたどり、“敗者”キリシタンの実像に迫る。

目次 : キリシタンと一揆 プロローグ/ 1 原城跡発掘から見えるもの/ 2 島原におけるキリシタン/ 3 天草におけるキリシタン/ 4 島原の乱と百姓とキリシタン/ 島原の乱と潜伏キリシタン エピローグ

【著者紹介】
五野井隆史 : 1941年北海道に生まれる。1971年上智大学大学院文学研究科博士課程単位修了。現在、聖トマス(旧英知)大学大学院教授、東京大学名誉教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • at-sushi@ナートゥをご存知か? さん

    郷土史お勉強。キリシタンの叛乱とされていた島原・天草の乱が、当時の領主の圧政にブチ切れた民衆による所謂「一揆」的要素の方が強かった事や、その領主が大名としては異例の斬首に処されるなどドラマ化すれば面白いんじゃね?齢17で3万の民衆を率いた天草四郎のRockな生き様に興味が尽きない。ってことで、明日は史跡でも巡ろうかな。

  • だまし売りNo さん

    島原の乱後、幕府はキリシタン禁教を強化した。この政策により日本は鎖国体制へと向かっていくことになる。

  • それいゆ さん

    キリシタンを徹底的に取り締まって弾圧することは、藩の財政維持にとってはマイナスで、むしろある程度目こぼしをしながら領民の最低限度の生活を維持させることが、最良の藩政策だったのでしょう。各地に隠れキリシタンの遺物が残っていますが、役人に見分ける力がないなんて想像できません。分かっていながら取り締まらなかった例がきっと数多くあるんだと思います。詳しくて難解な解説書で、途中で心が折れそうになりましたが、キリシタンたちの信仰が明治の世に至るまで続いた真相をちょっぴり理解した気分になりました。

  • keint さん

    島原の乱を戦国期のキリスト教布教からさかのぼって解説している。最初の原城跡の発掘結果および、乱前までの島原半島、天草におけるキリスト教受容についてはかなり参考になった。

  • 圓子 さん

    島原の乱にいたる数世代前から書き起こしているのはいいが、著者のノートをそのまま見せられているかのようで。「敗者の視点から一揆を見つめ直す」はちょっと、いやかなり、羊頭狗肉かと。初期のキリスト教受容は、純粋な信仰心からではない場合も多かったようだ。経済や軍事面での利を求めて…あ、これ現世利益を求める心では。そもそも宣教しに来た方の目的もいろいろあったはず。その段階から、隠れても信仰をまもりつなぐ段階に至るまで、どのような過程があったのか。そのあたりに興味があるな。

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