生かされる命をみつめて“見えない風”編 五木寛之講演集 実業之日本社文庫

五木寛之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784408552545
ISBN 10 : 4408552542
フォーマット
出版社
発行年月
2015年10月
日本
追加情報
:
254p;16

内容詳細

溜め息は弱々しい行為ではない。明治は前進だけでなく、悲しみも大事にする時代。法然、親鸞が庶民に語った教えの数々。著者が大声で泣いた「蓮如」の「御文章」とは。死が大きく議論される時代になった。毎日、「今日一日の自分の命」と問いかける。脳、宗教、生命、医学も―深刻な話も軽く語る著者のライブ感であなたの心が軽くなる。

目次 : 見えない風/ 他力の風/ 天の命/ 青春・朱夏・白秋・玄冬/ 溜め息の知恵/ 暗愁/ 「悲しみ」の価値/ 明るさの仮面/ 「悲」という感情/ 大河の一滴として生きる/ 命の意味/ 宗教の意味/ 往還/ 忘憂の名/ 声が語ること/ 千日聞き流せ/ 屈原/ 勇気をもって諦める/ 人は失われるものを愛する/ 内なる声を聞く/ 脳を超えるもの/ 体の天気図/ がん細胞の悲しみ/ 自己とむきあう/ 死を受けとめる/ 乾いた心と軽い命/ ありのままの生を見つめて/ 今日一日の命/ 喋ることと書くこと―あとがきにかえて

【著者紹介】
五木寛之 : 1932年福岡県出身。早稲田大学露文科中退。67年、直木賞受賞。76年、吉川英治文学賞受賞。02年、菊池寛賞を受賞。10年、『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞受賞。各文学賞選考委員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 壱萬弐仟縁 さん

    2011年初出。ルビ付き大きめの字体で読みよい。裏表紙:語ることが書くことよりも人の心に伝わることがある。ルネッサンス以来の人間万能思想は行き過ぎ、肥大化の姿がある(12頁)。これを猛省せねば。人は重荷を背負って、自分の好まない仕事でも一所懸命それに仕えて生きていかなければならないのが現実(26頁)。生きているということ、それ自体に意味があり、人間は人生を生きたという価値があると考えたい。その上で良い人生、世のため、人のために尽くすことを考えればいい(31頁)。

  • ほわわん さん

    いつになく少し偏っていた気がする。幅の広い知識を縦横無尽に行き交う様な文章が五木さんの心地よさですが、少し重たかった。死について等の話もあるからです。知識が増える本でした。時々細切れにまぜた何気ない文章に心が乱されてしまいます。情熱的。なんかこの人心あんのかいな?みたいな軽やかさがあまり出せてなく、悲願というのか。そんな心を見てしまう様な。受けとりたくないと思う程の本気の本というか。そんな重さが。

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人物・団体紹介

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五木寛之

1932(昭和7)年9月福岡県生まれ。幼少期を朝鮮半島で過ごし47年平壌より引き揚げ。52年早稲田大学入学。57年中退後、編集者、作詞家、ルポライター等を経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で第六回小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で第五十六回直木賞、76年『青春の門』筑豊編ほかで第十回吉川

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