基本情報
内容詳細
手塚漫画への愛と造詣を綴ったミステリ作家の長編エッセイシリーズ。少年期からの手塚体験を、最近の研究成果も交え編年ごとに描く文庫化第三弾!今回は、『ブラック・ジャック』『三つ目がとおる』で不死鳥のように少年漫画誌に復活し、『ブッダ』『奇子』など青年向け作品でも脚光を浴びる時期を活写。当初は連載数回で終了するはずだった『ブラック・ジャック』、連載時と単行本で結末がまったく異なる『奇子』など興味深いエピソードが満載です。カラー口絵とともに、描き替えられた貴重な全集未収録場面を文中に惜しげもなく掲載した、漫画ファン感涙の一冊です。
目次 : 筑摩書房の“少年漫画劇場”/ テレビ・マンガ『海のトリトン』/ 『青いトリトン』のこと/ 『ブッダ』のこと/ 一九七二年頃のマンガ界/ ベイリーの惨劇/ 変わった本、珍しい作品の紹介/ “手塚賞”と“愛読者賞”のこと/ 旧“手塚治虫ファンクラブ”のこと/ 手塚治虫、復活の兆し/ 『ジャングル大帝』の復刻/ 『ジャングル大帝』の歴史/ 手塚マニア“スミレさん”/ 『ばるぼら』のことなど/ 『ブラック・ジャック』の連載/ マンガ家生活三十周年記念/ “手塚治虫30年史”のこと/ 貸本屋へ行ったこと/ 大都社のハードコミックス/ 『三つ目がとおる』のこと
【著者紹介】
二階堂黎人 : 1959年東京都生まれ。中央大学理工学部卒。在学中に、「手塚治虫ファンクラブ」の会長を務める。90年に、『吸血の家』が第一回鮎川哲也賞に佳作入選。92年、『地獄の奇術師』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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人物・団体紹介
二階堂黎人
1959年7月19日、東京都生まれ。中央大学理工学部卒業。在学中は「手塚治虫ファンクラブ」会長を務める。1990年に第一回鮎川哲也賞で「吸血の家」が佳作入選。92年に書下ろし長編『地獄の奇術師』を講談社より上梓し、作家デビューを果たす。江戸川乱歩やJ・D・カー、横溝正史の作品を現代に再現したような作
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