日本語力をつける文章読本 知的探検の新書30冊

二通信子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784130820172
ISBN 10 : 4130820176
フォーマット
出版社
発行年月
2012年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
248p 21cm(A5)

内容詳細

知的に楽しむ。クリティカルに読む。新書の世界を味わいながら、読解力を伸ばせるアンソロジー。

目次 : 第1部 読むことの楽しみ(詩『百歳日記』まどみちお(NHK出版生活人新書)/ 日本語『世にも美しい日本語入門』安野光雅・藤原正彦(ちくまプリマー新書)/ 数『数に強くなる』畑村洋太郎(岩波書店)/ 江戸文化『江戸のセンス―職人の遊びと洒落心』荒井修・いとうせいこう(集英社新書)/ 人間『理解の限界―不可能性・不確定性・不完全性』高橋昌一郎(講談社現代新書)/ 本『ニッポンの書評』豊崎由美(光文社新書))/ 第2部 日常生活を振り返る(職人『千年、働いてきました―老舗企業大国ニッポン』野村進(角川oneテーマ21)/ 神さま『都市と日本人―「カミサマ」を旅する』上田篤(岩波新書)/ 生きる『悪あがきのすすめ』辛淑玉(岩波新書)/ 手話『手話の世界を訪ねよう』亀井伸孝(岩波ジュニア新書)/ 物語『物語の役割』小川洋子(ちくまプリマー新書)/ 俳句『俳句脳―発想、ひらめき、美意識』茂木健一郎・薫まどか(角川oneテーマ21))/ 第3部 日本社会の問題をさぐる(原発『新版原発を考える50話』西尾漠(岩波ジュニア新書)/ 地方『下流同盟―格差社会とファスト風土』三浦展(朝日新書)/ 雇用『日本の基本問題を考えてみよう』中馬清福(岩波ジュニア新書)/ 若者『希望のつくり方』玄田有史(岩波新書)/ 農業『農は過去と未来をつなぐ―田んぼから考えたこと』宇根豊(岩波ジュニア新書)/ 国家『あいまいな日本の私』大江健三郎(岩波新書))/ 第4部 学問の世界にふれる(科学技術『科学の考え方・学び方』池内了(岩波ジュニア新書)/ 社会学『「あたりまえ」を疑う社会学―質的調査のセンス』好井裕明(光文社新書)/ 生物学『生物と無生物のあいだ』福岡伸一(講談社現代新書)/ 物理学『宇宙は何でできているのか―素粒子物理学で解く宇宙の謎』村山斉(幻冬舎新書)/ 心理学『美人は得をするか「顔」学入門』山口真美(集英社新書)/ 哲学『わかりやすいはわかりにくい?―臨床哲学講座』鷲田清一(ちくま新書))/ 第5部 クリティカルに読む(言語『ことばと思考』今井むつみ(岩波新書)/ 思考『知的思考力の本質』鈴木光司・竹内薫(ソフトバンク新書)/ 論理『ダメな議論―論理思考で見抜く』飯田泰之(ちくま新書)/ 統計『統計数字を疑う―なぜ実感とズレるのか?』角倉貴史(光文社新書)/ メディア『街場のメディア論』内田樹(光文社新書)/ ウェブ『ダメ情報の見分けかた―メディアと幸福につきあうために』萩上チキ・飯田泰之・鈴木謙介(NHK出版生活人新書))

【著者紹介】
二通信子 : 東京大学名誉教授(元東京大学日本語教育センター教授)。北海道大学、北海学園大学、東京大学などで留学生の日本語教育に従事。特にアカデミック・ライティングの教育・研究や教材開発に取り組む

門倉正美 : 横浜国立大学留学生センター教授。山口大学教養部での哲学担当を経て、1993年から横浜国立大学で留学生の日本語・日本事情教育を担当。特にアカデミック・ジャパニーズとメディア・リテラシーの教育・研究に力を入れている

佐藤広子 : 目白大学外国語学部准教授。日本女子体育大学附属二階堂高等学校国語科教諭を経て、2012年から目白大学で表現演習を担当。国語科全員と働協したワークショップ型「国語表現」の授業実践で第五四回読売教育賞国語教育部門優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ユーユーテイン さん

    今読むべき新書を知りたくて読んだ。本書には30の分類からそれぞれメインの1冊と参考本が3冊、計120冊が紹介されている。分類ごとの構成は、編者のリード文、さわりの引用、読みを深めるための質問 、参考本の紹介、という4つのパートから成る。編者のリード文と、読み応えがある引用のおかげで無駄な労力を使わず、新書のエッセンスに触れることができると思う。自分には、「本」「農業」「論理」「統計」の分類が興味深く、役立った。質問に解答例がついているのもよかった。

  • kiki さん

    日本語の力を身につけたい人のために新書を紹介して読解のポイントを説明している。一冊で数多くの知識が得られた。●微積分方を創始したライプニッツの二項対立による問題解決法は論理的で緻密に答えを導き出せる●書評を書くために線を引くのポイントは、ストーリーの展開の重要な箇所、登場人物の性格や特徴を端的に表す情報、時を示すもの、自分の心にしみる表現●当たり前が変わっている理由は歪められたカテゴリー化●読解力をのばすには、問いを立て探す、関連づけ、推測する、文の構造を考え図にする、自分の言葉でまとめる、話し合う

  • _Stroszek さん

    2012年8月24日初版、2017年1月20日第2刷。日本で出版されている新書の中から、「読むことの楽しみ」「日常生活を振り返る」「日本社会の問題をさぐる」「学問の世界にふれる」「クリティカルに読む」の5つのテーマで合計30冊を紹介している。それぞれの文章の後に、文章をより深く読むための質問やヒントが付いている(巻末に模範解答あり)。紹介されている新書を読めば確かに思考力や読解力はつくかもしれないが、実践した人間自身に文章力がつくかどうかは疑問。「日本語力」を題名につけない方がよかったのでは。

  • May さん

    編者たちが選び抜いた新書からの抜粋と、そこから思索を展開するガイドとしての問、関連図書を紹介している。抜粋部分を読む限り、とても質の高い選択になっているのを感じるし、関連書も併せて読んでみたいと思わせてくれる(触手が動かなかったものも当然あるけれど)。これまで読んできた書評本の中でも上位にランクする、できのよい書評本の一つだ。

  • Akito Yoshiue さん

    読書指導に適した内容。学校図書館にあると、中高生の読書ジャンルの幅を広げてくれるのではないか。

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