ZOO 2 集英社文庫

乙一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087460384
ISBN 10 : 408746038X
フォーマット
出版社
発行年月
2006年05月
日本
追加情報
:
16cm,233p

内容詳細

天才・乙一のジャンル分け不能の傑作短編集その2。目が覚めたら、何者かに刺されて血まみれだった資産家の悲喜劇(「血液を探せ!」)、ハイジャックされた機内で安楽死の薬を買うべきか否か?(「落ちる飛行機の中で」)など、いずれも驚天動地の粒ぞろい6編。文庫版だけのボーナストラックとして、単行本に入っていなかった幻のショートショート「むかし夕日の公園で」を特別収録。

【著者紹介】
乙一 : ’78年福岡生まれ。17歳の時、「夏と花火と私の死体」で第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞し、デビュー。ファンタジー・ホラー小説界の若き俊英として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
2
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
分冊にする意味はあったのでしょうか? あ...

投稿日:2021/04/14 (水)

分冊にする意味はあったのでしょうか? あったとすれば一編増えたことでしょうか。 なんにせよ、この頃の乙一さんの創作物には一種の凄みがあります。 力作ぞろいの傑作短編集です。

三浦大根 さん | 神奈川県 | 不明

0
★
★
★
★
★
「ZOO」で少しでもいいなと思った方は、読...

投稿日:2012/02/08 (水)

「ZOO」で少しでもいいなと思った方は、読むことを強くお勧めします。 だって面白いから。 飽きないから。 本当にやられました。

くりなおん さん | 埼玉県 | 不明

0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • yoshida さん

    短編7編収録。個人的には「ZOO1」より「ZOO2」の方が圧倒的に面白い。どの短編にも良さがあり読ませる。「血液を探せ!」のシュールさに笑い、「冷たい森の白い家」の冷たい質感に恐怖を感じる。「神の言葉」の熱量に引き込まれ、机の傷の意味を知り震撼する。「むかし夕日の公園で」も掌編ながら乙一らしさが良く現れていると思う。乙一の作品というと中高生の超能力モノが一つの定型と感じる。そこに重い展開と救い難いラストを持ってくる事が特徴であり、読む歓びを得ることが出来る。黒乙一の魅力を改めて知る。次はGOTHを読もう。

  • ナルピーチ さん

    読み進めるほどに引き込まれていく乙一ワールド、その独特の世界観を堪能させられた!個人的には前作『ZOO1』よりは『ZOO2』の方が好き。「血液を探せ!」「落ちる飛行機の中で」は会話のテンポ、掛け合いがコント仕掛けのように進んでいく。「冷たい森の白い家」「神の言葉」は乙さんらしいブラック感を漂わせる。この想像力は乙さんにしか出せない味わいなんだと思う。

  • おしゃべりメガネ さん

    当たり前ですが、改めて乙一さんらしい短編集でした。乙一さんにしか書けない作品郡で、コワさの中にもなんか笑えてしまうコメディタッチなものもあり、なにげなく読んでいたらガツンと驚かされるビックリな作品もあり、いつもながら本当に多種多様な内容です。どの話もまったく違うテイストで書かれているので、飽きやマンネリなくリズムよく読めてしまいます。『血液〜』は乙一さんの意外な一面を感じた内容です。ホラーだけどコメディと改めて才能の豊かさに驚かされます。ビクビクしながら平和な気分で読める短編集はなかなかないと思います。

  • むらKみ さん

    ZOO1から引続き読了。グロさになれたのかGOTHに比べSoft?。色々と考えさせられる短編ばかりで。「むかし夕日の公園で」は完全にホラーですね。文庫専用みたいで得した気分です。でも今回の一押しは「Closet」です。私は毎回お約束のミスリードへ乗車。結局犯人は誰?誰?(^^; まあいいんですけど。毎回言いますが、ブラックだけど読みやすい。避けてる方も一歩踏み出して乙一の世界を覗いてみては。 最近乙一の積本がなくなると焦ってしまう自分が怖い。(^^;  (2013/4/11修)

  • NADIA さん

    ZOO1に続いて読んでみた。こちらは6編の短編からなる短編集。6作目はショート・ショートというレベルの短さ。やはりインパクトは1作目の方が強かったのだが、この作品集もさまざまなテイストで楽しめた。しかし、なぜ作品の雰囲気がこんなに静かな印象なのかな。登場人物たちに共通したどこか悟っているような冷静さがそう思わせるのか。まだまだこの乙一の世界を覗いていたい。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

乙一

1996年「夏と花火と私の死体」でジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞しデビュー

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品