GOTH番外篇 森野は記念写真を撮りに行くの巻 角川文庫

乙一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041009253
ISBN 10 : 4041009251
フォーマット
出版社
発行年月
2013年07月
日本
追加情報
:
109p;15

内容詳細

12月のある日の午後。森野夜は雑木林の地面に横たわっていた。死や恐怖など、暗黒的な事象に惹かれる彼女は、7年前、少女の死体が遺棄された場所に同じポーズで横たわって、悪趣味な記念写真を撮るつもりだった。まさかそこで出会ったのが本物の殺人犯だとも知らず、シャッターを押してほしいと依頼した森野の運命は?「なぜか高確率で殺人者に出会い、相手を魅了してしまう」謎属性をもつ少女、森野夜を描いたGOTH番外篇。

【著者紹介】
乙一 : 1978年福岡県生まれ。96年「夏と花火と私の死体」で第6回集英社ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞してデビュー。2003年、『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ケイ さん

    『GOTH』を初めて読んだ時の衝撃を思い出した。 サイコパス的な話は本当に腐るほどある。いや、腐るほどあるのはサイコパスもどきであるから、サイコパス作品は陳腐で未熟さや、驚かせようとする、怯えさせようとする意図ばかりが目立つことが多い。ありきたりなタイトルを抱えたこの作品の中に秘められた真からゾクりとさせる真性の残忍さは、だから目立つ。森野の放つ不気味さと魅力がこの番外編につながったと思うのだが、森野さん、一人歩きはしてはいけないよ、と物申したくなった。

  • ミロリ さん

    森野夜が可愛い。彼女のお馬鹿なところがやっぱり魅力的。 内容の趣旨は通常とそんなに変わらず 『夜の章』寄り。 GOTHシリーズでは定番の 殺人犯が良心や まともな判断ができる能力を持ち合わせているおかげで 悲劇らしいことがあまり起こらずそういう面では刺激が足りない。 たまには『僕』の助けがなくてもいいのではないか……と思ってしまう。もっと本当の死体に近づいた彼女を見てみたいという衝動。

  • りゅう☆ さん

    GOTH番外編。死体が横たわっていた場所で記念写真を撮る森野。そして、そのシャッターを押すのを依頼した相手こそ今回の殺人犯。相変わらず森野は殺人犯に狙われる神秘的な何かを兼ね備えてるようだ。そして殺人犯と「僕」との契約で再認識させられた「僕」の狡猾さ。でもそれに凄さを感じずにはいられない。普段無表情の森野が「僕」に送ったメールに顔文字を使ったことに「意外だ」と感じたことだけは殺人犯に共感。そして乙一さんのあとがきで「GOTH」の続編は書かないと断言されてたのが残念だ(TmT)

  • hit4papa さん

    死にまつわる話に興味を抱く二人の高校の残酷でミステリアスな物語「GOTH」の中編。樹海の連続殺人現場に記念写真(?)を撮りに行った女子高生森野。偶然そこに居合わせた犯人は、森野に対して殺人衝動を抑えきれなくなります。森野を誘い、車に乗せることに成功した男。殺人者と森野のドライブが始まります…。森野の相棒(?)である”僕”が、この窮地を離れた場所からどう回避させるか、が見所です。お話としては出来過ぎ感はあるものの、スッキリとまとまっており、著者独特の暗黒世界を愉しめるでしょう。続きは…もうないのかな?

  • コットン さん

    黒乙一、Gothシリーズのおまけ的作品。このシリーズはもう書かれないそうですが引き込まれるところありで、趣向を変えて似た雰囲気を期待したいなぁ。

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乙一

1996年「夏と花火と私の死体」でジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞しデビュー

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