Arknoah 2 ドラゴンファイア

乙一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087807622
ISBN 10 : 4087807622
フォーマット
出版社
発行年月
2015年09月
日本
追加情報
:
386p;20

内容詳細

マリナ・ジーンズは、歯並びの悪い女の子。歯のせいで、不良たちからいじめられていた。歯列矯正の金具をニッパーで切られてしまったりもした。
彼女はある日、納屋で見つけた『アークノア』という不思議な絵本の世界に迷いこんでしまう。一方、アール一行は砂漠を列車で横断していた。
目的は怪物討伐、巨大な竜を倒すためだった。乙一の長編ファンタジーシリーズ第2弾!!

【著者紹介】
乙一 : 1978年10月21日、福岡県生まれ。1996年、ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞した『夏と花火と私の死体』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • nyanco さん

    弟・グレイが元の世界に戻り、アールはリゼとカンヤムと怪物討伐のガーディアンの一員となっていた。今度の怪物はドラゴン。歯並びの悪さが原因でいじめられていたマリナがアークノアに来たことで生まれたドラゴン。彼女同様、乱杭歯にワイヤーを掛けたドラゴンは、街を破壊する。でもドラゴンを生み出したママであるマリナには優しく、マリナもドラゴンに名前を付け、逃亡し、匿って暮らし始まる。怪物=悪役、そして悪を倒すことが正義、本当にそれが正しいの?ドラゴンは悪者なの?じゃあ、ドラゴンを生み出してしまった私も?続→

  • ちはや@灯れ松明の火 さん

    「私をたすけてくれたの?」ひき結んだ口、胸にたぎるくやしさ、何もかも燃えてしまえばいい。いつだってひとりで、だれも守ってくれなかった。「私をずっと呼んでいたのは、あなたね?」迷い込んだ絵本の中、炎を吐く巨大な竜、乱れた並びの牙と喜びにはねる尻尾。ことばはなくでも、心でつながっている。「できるだけ殺さないであげて」凍てついた湖の古城、だれも傷つけず傷つけられず、ふたりで暮らしていきたいだけなのに。「私は居場所を自分で見つけた」探しだしてくれて、戦ってくれて、あたためてくれて、ありがとう。「ラトゥナプラ!」

  • ゆかーん さん

    シリーズ2作目。前作で心に潜む怪物を倒し、現の世界に戻ることができた弟…。それに対し、自分自身の怪物が倒せず「アークノア」に留まる兄のアール。複雑な心境のアールの前に、突如出現したのは歯並びの悪い竜でした!竜を出現させた少女マリアを救うため、リゼ、カンヤム達に協力するアールですが、結果的にマリアの命を奪ってしまうことに!?信頼していたリゼに裏切られ、マリアを死なせてしまった罪悪感に襲われ彼は、己の怪物『蛇』とともに旅立ってゆきました。荒んだ彼の心に救世主は現れるのでしょうか?続きが気になるところです。

  • 九月猫 さん

    やっと出たよの第二巻。忘れている部分もあって文庫で復習しておけばよかったと少し後悔。グレイが現実に帰った後、やってきた新しい「異邦人」の少女マリナとその怪物ドラゴンのお話。アークノアに残るアールはリゼたちと行動を共に=ドラゴン退治に向かうわけだけど……まさかの結果。アークノアの住人にとって異邦人(怪物)は悪だけど、そっか、それって一方的な見方でもあるんだよね。命の重さにまで差があれば、この展開はまさかではなく当然ともいえるのか……。リゼとアークノアの謎について、グレイ側のお話が気になる。次は早めに(願)

  • ミーコ さん

    第2弾を見付けて即 借りました。早く竜をやっつけて❕と願いながら読むも 先に進むにつれ 竜や蛇に愛着を感じて来ます。終盤にかけては どうか殺さないで❗と祈ってしまいます。何が正しい事なのか分からなくなって来る。マリナが まさか、こんな結果になるとは・・・。衝撃的でした。ファンタジーでは有るのですが 作者さんが 大切な事を訴えてられる様にも感じます。ここで終わり❔となりました。第3弾が待ち遠しいです。

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乙一

1996年「夏と花火と私の死体」でジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞しデビュー

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