いちばん長い夜に

乃南アサ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784103710134
ISBN 10 : 4103710136
フォーマット
出版社
発行年月
2013年01月
日本
追加情報
:
373p;20

内容詳細

前科持ちの刑務所仲間―それが芭子と綾香の関係だった。“過去”に怯えながらも、東京の下町に居場所を見つけて、ゆっくりと歩き始めた時、二人は自分たちの大きな違いに気づき始める。人を殺めるとは何か。人が生きていくとは何か。亡くなった人間が残すものとは何か。そして、いつか、彼女たちの長い夜は明けるのだろうか?受苦の時代に暮らす全ての日本人に贈る、感涙の大団円。

【著者紹介】
乃南アサ : 1960年、東京生まれ。早稲田大学中退後、広告代理店勤務などを経て、作家活動に入る。’88年、『幸福な朝食』が日本推理サスペンス大賞優秀作に選ばれる。’96年に『凍える牙』で直木賞を、2011年に『地のはてから』で中央公論文芸賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あつひめ さん

    NHKのドラマの原作。私はドラマよりも原作の芭子に好感を持った。人はそれぞれ脛に傷を持つ者もいる。償えばいいということではないけど、過去の自分と決別するのではなく、共に歩む。被災地のボランティアすることで命を改めて見直す綾香。罪の意思と共に自分のこれからを見極めて歩き出そうとする勇気。きっとすごく不安だと思う。心が丸裸のようで。でもね…芭子には綾香が、綾香には芭子が。そして、これから出会う人たちは今の二人の生きざまを見て手を差し伸べてくれると思う。ドラマ…随分脚色したんだな。

  • 紫 綺 さん

    いつか陽のあたる場所へシリーズ第三弾、完結編!!命の重さと罪の重さ、その双方の意味を改めて痛烈に感じた作品。さらに作者自身が東日本大震災時に遭遇した実体験を元に書いていたことに驚く。ゆっくり、ゆっくり・・・被災地・被災者の方々が前進していかれることを切に願う。

  • おしゃべりメガネ さん

    前科(マエ)持ちの刑務所仲間「芭子(はこ)」と「綾香」の二人が繰り出す、多少シリアスながらもドラマチックなシリーズ第3弾で完結編となります。毎回毎回、「綾香」が刑務所時代の話をしようとするたびにたしなめる「芭子」の過剰なリアクションは正直、いつもちょっとひいてしまいます。何かにつけて頑なスタイルの「綾香」も作品を重ねるごとにちょっと魅力がビミョーな感じになってしまいました。本作は東日本大震災のコトが描かれており、その部分だけが、話の主軸とは完全に別物になっている感があります。いい話なんだろうけどなぁ。

  • irodori さん

    前科持ち女性2人の完結編です。今回は今までと少し毛色が違い、綾香の底のない闇に焦点を当てていました。気丈に見えても、やはり罪は消えない、一生背負うものだと痛感します。罪、命、反省、幸せ、様々なことを考えさせてくれました。2人の前途に幸が多くありますように。

  • TATA さん

    前科持ち女二人組シリーズ最終作。311が二人の運命を大きく動かした。そして二人は自分達の過去に折り合いをつけ、それぞれに巣立っていく最高の大団円。ここまでの苦労の分、しっかり幸せになってと思えるエンディング。最後まで読んでよかった。おススメです!

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人物・団体紹介

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乃南アサ

1960年東京生まれ。早稲田大学社会科学部中退後、広告代理店勤務を経て、88年「幸福な朝食」が第一回日本推理サスペンス大賞で優秀作に選ばれデビュー。96年『凍える牙』で第百十五回直木賞受賞。2011年『地のはてから』で第六回中央公論文芸賞、16年『水曜日の凱歌』で第六十六回芸術選奨文部科学大臣賞を受

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